「斧腹」 もう一人もう二人の腫瘍
ラジ・エスタの命はエスタ班が握っている。「人体の国」は彼をどう扱うのか。
頭が痛い。まただ、声がする。後悔の声と斧腹の声だそして僕はいつも反対するんだ。俺の悪い癖、否定から入る癖。いつもそれを指摘する斧腹、それを擁護する後悔している声の主。夢のようで夢じゃない。脳みその中を掃除しているようだ。
ドクター「ん?起きたかな?素晴らしい能力だったよ!君は半天使だと聞いていたが面白い体だね君、半分は半天使、半分は「人」そして少しの黒金シリーズ、体の中がぱんぱんだよ!」
ジョン「すごいですね、前回の手術から時間がたっていないのに傷が塞がっている。不完全な治り方だけど、単純な再生じゃない。この検査結果提出するのは私は反対ですね。」
タイル「おいおい..出さなかったら殺されるぞ。」
ドクター「俺も出さないに賛成だよ。こいつはもうエスタだ!ラジ・エスタだ!俺の家族だ。何よりこの体じゃあ、国外でも生きられるとは思わないな。」
タイル「まぁ、お前たちの「人体の国」の中では優良な機関だったから入ったけど...まぁ、いいか 俺はお前らのそう言うところが好きで入ったんだ!タイル・エスタだ!俺もな」
「なんか恥ずかしいっすね。」
エスタ一派「.....」
「すいません。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
記憶が鮮明になってきた。脳みそが一度離れたおかげで整理ができた。俺は国外人になる前は幼くなんてなかったんだ。俺は神秘の国に捨てられた。たけど、一人じゃなかった。俺の頭の中には斧腹 後悔している女性がいた。斧腹は国外人から食料をいつも取ってきてくれた。女性は進むべき方向を教えてくれた。そして「人体の国」の実験場についた。そこから僕はおかしくなったんだ。いや元々おかしかったのが正常に戻ったのかもしれない。人体の国での知識は女性の助言はいらなくなった、それに斧腹の危険察知の力を抑えた。そこからは、おれは123番となったんだ。その話をドクターとタイルにした。
ジョンは燃やす書類をまとめていた。「折角書いたのにくそぉ」と言っていた。エスタ班が優しくてよかった。
ドクター「なるほどな。俗にいう3人格だな。小さいころに大きなショックを受けることで嫌なことを他人に担当させようとして人格を新たに作ったりすることがあるそうだ。」
タイル「そうかぁ....ぐすっ....大変だったなぁ。俺は女性の人格が心配だよ!」
「そうですね。でも斧腹としか話すことができませんでした。」
ドクター「ふむ、とりあえず戦争に参加するようにと通達書が届いている。紙が勿体無いなぁ」
タイル「お前なら大丈夫だろうが、俺も一緒に行くことになるだろうな!」
ドクター「その通りだ。折角成功したんだからな。上もその気持ちと同じだそうだ。」
「わかりました。」
今日の午後には参加する。今回の作戦は目標人物の殺害と目標の送迎。「鉄血の国」の幹部クラスの遺体を持ち帰ることだそうだ。新たな技術を奪取するために。そしてエスタ班は回収部隊につくそうだ。「鉄血の国」が「金剛の国」と繋がっている証拠にもなり得るかもしれない重要な仕事だ。「鉄血の国」か...下っ端の攻撃しかみたことがないな...。今はエスタ班で戦績をつくる。着々と準備はできている。俺の国への行くべき道はみえた。
ごちゃごちゃにならないように気をつけます!よろしくお願いします!