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GAME IN UNDERWORLD  作者: 旦児
インフェルノデスマッチ
12/13

開炎

火山で戦いは苛烈を極める

噴き出すマグマ、あたりには火山ガスが充満していた

ヘビの毒とマグマとガスがブラッドに襲い掛る


・リトロナクス

http://webzukan.uh-oh.jp/リトロナクス・アルゲステス/

 フィールドは燃え盛る火山。

『ポイズン。』

 ポイズンが地を這いながら迫ってくる。

「ブラッド!」

 地面に向かって噛みつきを行うが、それを避けられる。

「尻尾で叩きつけろ!」

[ブラッドは地面に尻尾を叩きつける!だがポイズン!素早い動きでかわしていく!]

『当たりませんねぇ。』

 うるせえなあ。

「ブラッド!」

 ブラッドの足元が膨れる。

 そこから離れるように指示を出すが遅かった。

[ああっと!ここでブラッドに噴火が襲い掛かる!]

 ダメージは火耐性もあって大したことはない。

『怖いですねえ。』

 これ微妙にヘビ型が有利じゃないか?

『ポイズン、巻き付き。』

 ブラッドの体にポイズンが巻き付いてくる。

[ポイズンがブラッドの動きを封じる!これでは噴火の良い的だ!]

「そういう手で来るか。」

『ポイズンファング。』

[動きを封じてからのポイズンファング!スネーク陣営お得意のじわじわ戦法だ!だがブラッドは毒を解除!これは状態異常解除スキルをセットしていたか!]

『へえ・・・まるで僕の情報を持っていたような対応ですね。』

「一般的な対策だろ。」

 状態異常解除スキルは大体入れてる。

 回数は3回。

 このまま何度も喰らえばすぐに尽きてしまう。

「一か八か・・・ゴアブレス!」

『ポイズン!』

 ポイズンがブラッドから離れようとする。

 しかしそれよりもゴアブレスの発動が早い。

[大!爆!発!]

 ブラッドの口を中心に爆発が巻き起こる。

[このフィールドには火山ガスが充満している!火技は厳!禁!だ!]

 しかし爆発でブラッドとポイズンが吹き飛んだ事で巻き付きは解除された。

「追撃だ!」

 タフな分ブラッドがすぐに立ち上がるが、その動きが止まった。

「どうした?」

 ステータスを見るが状態異常はない。

 だが・・・

「恐怖?」

 精神異常・恐怖。

 近づく事を嫌う精神異常である。

「まさか・・・」

 目の前には火山から漏れた溶岩。

[ブラッド!溶岩を恐れて追撃失敗!]

『これは助かりました。』

 そうこうしてるうちにポイズンも体制を立て直した。

「面倒くせえ・・・」

『不運でしたねえ。』

 体力は残り4割ぐらい。

 爆発で5割近く持っていかれた計算だ。

『ポイズンブレス。』

[ここでスネーク陣営遠距離戦に切り替え!ブレスを封じされたブラッドに打つ手はあるのか!]

「・・・」

 本来ならゴアブレスで吹き飛ばすが、それも出来にない。

 溶岩で距離を詰めるのも難しい。

「これは・・・」

 厳しい。

 しかも

「避けろブラッド!」

[噴火がブラッドを襲う!これはもう逃げ場なしか!]

 ダメージは回避したがまた溶岩が地面に広がる。

 ポイズンブレス、溶岩、噴火・・・このままでは詰みだ。

「仕方ないか・・・」

 ブラッドの足元に噴火の兆候が見える。

 これを避けても無駄に時間を浪費するだけ。

[ブラッドに噴火が直撃!]

『諦めるなら敗北を認めてください。これ以上パートナーが傷つくことろは見たくないでしょう?』

「すまんなブラッド。」

 ブラッドの体力が3割を割った。

 そして耳を塞ぐ。

《GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA》

 特大の咆哮がフィールドに響き渡った。

『は?』

[なんだ?]

 スネークとアナウンサーが呆気にとられるほどの咆哮。

 そしてブラッドの筋肉が不自然なまでに盛り上がる。

[これは・・・狂化だ!ブラッドが狂化スキルを発動している!]

『ティラノサウルス型じゃないのか!?』

「ティラノサウルス型だなんて言った覚えはねえよ。」

 スキル・狂化。

 特定のAIモンのみもつスキル。

 体力が3割以上で発動し、賢さを除くステータスが全て大幅に上昇し、賢さはゼロになる。

 つまり命令を受け付けず、スキルを使えなくなる。

 一般的なティラノサウルス型はこのスキルを持たない。

 このスキルを持つティラノサウルス型は

[ブラッドはリトロナクス型だ!]

 リトロナクス型。

 ティラノサウルスに似ているが、別の恐竜をモデルにしている。

 名前の意味は【血の王】。

 ティラノサウルス型よりもパワーは低いが、捕食時の体力回復が高いという特徴がある。

 一応見た目も少し細いという差はあるが、ティラノサウルス系統は判別がつきにくい。

『だが狂化がどうだというのですか。ただのデメリットスキルでしょう。』

 一般的に狂化はデメリットスキルだ。

 ステータスの上昇以上に賢さがゼロになるのは痛い。

「そうだな。それでもこれしか選択肢がなくてな。」

《GYAAAAAAAAAAA》

 ブラッドが吠えながら真っすぐポイズンへと向かう。

[ブラッドは溶岩を踏み越える!狂化中は精神異常が効果をなさない!]

『ポイズン距離を取れ!』

 狂化状態では命令も何も出来ない。

 なので距離を取って遠距離攻撃で対応する。

 だが

[ポイズンは溶岩を恐れて逃げる事が出来ない!]

 ここで溶岩の恐怖が活きてくる。

 ブラッドがあっという間にポイズンとの距離を詰める。

『逃げろポイズン!』

 そんな命令もむなしくブラッドがポイズンに噛みついた。

 そしてそのまま噛み砕く。

[ダメージオーバー!勝者!ブラッド!]

 ヘビ型の耐久は高くない。

 狂化したブラッドの一撃は耐えられなかったようだ。

「ふう・・・」

 残り体力は1割ほど。

 溶岩でかなりダメージを受けたようだ。

「ギリギリの勝利だな。」

 それでも勝ちは勝ちである。


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