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24/72

正しい弾幕の張り方

あけましておめでとうございます。

今年もどうぞ本作をよろしくお願いします。




「と、言うわけで死に戻って来たのです」

「あー、ゴーレムのリンクは鬼畜ですよね。山の方には行きました?」

「一応…ただ人が多いので戻ってきたんですよ」


ギルドホールに転送され、アポロさんとばったり再会したので今はお茶をしている。うん、ここの紅茶は微妙だね。


「あ、そういえばアポロさんは時間とか大丈夫なんですか?」

「ああ、はい俺も死に戻って来たばかりなのでデスペナ終わるまでのんびりする予定なんです。そうだ、ユウさんも一緒に行きませんか?一応もう一人居るんですけどそいつも近接型なんで遠距離が欲しかったんです」

「あーいいんですか?パーティ戦は初めてなのでアポロさんたちに当ててしまいそうで怖いですけど」

「大丈夫です、パーティ設定でFFフレンドリーファイア防止設定ができるので同じパーティに所属しているならダメージが無くなるんで」

「それなら、お願いします」


あ、早速パーティ招待がきた、YESっと。


「じゃ、パーティ通信開きますね」

「えっと?」

『こんなのです』

「うわ?!」

『あはは、これはパーティ通信っていってまあ、簡単に言うと電話みたいなものです。ある程度離れた相手でも近くにいるように話ができたり、周りの人に聞かれたくないような内緒話をする時に使ったりします。使うときはパーティ通信と思いながら話すと出来ます』

『こんな感じですか?』

『はい、よく出来ました。最初の方は戸惑うことも多いですけど使い慣れると便利なので今日はパーティ通信だけで話しましょう』


へぇ、こんな機能もあったのか一人で動いてると分からないことが多いなぁ。


『それで、パーティ通信を開いた理由なんですけどユウさんの装備やスキル構成を聞かせて貰いたいと思いまして、勿論秘密にしたいなら無理には聞きませんがパーティの役割を組む上で大体の方針が知りたいです』


へえ、まあ隠すほどでもないし教えてもいいよね?


『えっと、こんな感じです』


メニューを開いてステータス画面を開く。


『あの、ユウさん、可視化設定しないと見えないです、あとそんなに簡単にステータス見せちゃダメですよ?』

『え、でもステータスが知りたいって…』

『口頭で伝えてくれればいいんですよ、俺が悪い人だったらどうするつもりですか』

『面倒くさいですし、隠すほどでもありませんし、それにこう見えても人を見る目は確かなんですよ?』


そう、例えば優しい言葉や甘いセリフで自身の欲望を隠して僕にすり寄ってくる人を見分ける程度には……。

あ、可視化設定しないと、これで良いのかな?


『はい、これで大丈夫ですか?』

『はい、…凄いですね弓術主体でここまで育ててるのはユウさんぐらいじゃないですか?』


そうかな?探せば僕以上なんていると思うけど…。


『ユウさんがステータス見せてくれたし俺のも開示しますね』

『おーい、戻ったぞー、どこにいるー?って誰か増えてるし』

『お、ホール二階の休憩所にいるから上がってこい。ユウさん少し待ってください、もう一人も合わせて紹介しますので』


少しするとなんというか凄い人が来た、その人は全てにおいて大きかった、身長は180近くあるんじゃないかと思う、胸も身長に合わせて大きく多分ウチのメイド衆最大胸囲を誇る中神さんよりも大きいだろう。ちっ、羨ましい、もげてし……はっ!僕は何を考えていた?違う、羨ましくなんかない、そもそも僕は男だ。


『おおー、いたいた、初めましてNIANAって言う。ニアって呼んでくれ、よろしくな!』

『あ、はじめましてYŪと言います、私はそのままユウと』


挨拶をしたらフレンド申請が送られてきたので承認する。


『よし、自己紹介も終わったしステータスを教えよう。ユウさんはそのままニアにも開示してくれ、ニアもユウさんに開示してくれ、でこれが俺のステータスだな』


そう言って僕の前に二人のステータスが表示された。


ーーーーーーーーーー


PN:aporo

LV:50

種族 :人族

JOB :気功師

SUB :拳闘士


HP : 1050 +200

MP : 700 +50


STR :60 +20

VIT :30 +10

AGI :60 +40

TEC :50 +20

INT :40 +10

MND :40 +10

LUC :10


残SP:0


種族固有スキル

・早熟

・器用貧乏


後天性スキル

・魔拳lv26

・魔脚lv25

・豪腕lv26

・豪脚lv25

・気功拳lv26

・立体起動

・暗視lv10

・姿勢制御

・撮影

・炎魔法lv26

・雷魔法lv26

・呼吸法

・水中行動

・悪路走破

・空き


控えスキル

・なし


装備

・武器:頑強なセスタス

・頭:精強な鉢金

・胴:柔軟な皮鎧

・腕:頑強なセスタス

・脚:豪脚脛当て

・靴:三式戦闘靴

・その他1:増強のタリスマン

・その他2:七栄のリング

・その他3:犬長のネックレス


称号

・撮影者

・職業に反抗する者


ーーーーーーーーーー


ーーーーーーーーーー


PN:NIANA

LV:50

種族 :獣人族・犬

JOB :大剣士

SUB :大盾士


HP :1580+450

MP :510


STR :180+60

VIT :60 +40

AGI :20 +20

TEC :10 +5

INT :5 +5

MND :5 +5

LUC :10


残SP:0


種族固有スキル

・猟犬本能

・獣化

・野生の血


後天性スキル

・大剣術lv28

・大盾術lv28

・豪腕lv28

・狂化

・狂気耐性

・豪脚lv28

・怪力lv28

・堅牢lv30

・咆哮

・重装行動

・大鎧lv30

・気配察知

・勇猛果敢

・炎魔法lv5

・自己付与術lv32

・精豪lv30

・体力増強・改lv35

・自己鍛錬

・回復特性(二枠消費)lv18



控えスキル

・なし


装備

・武器:頑丈な鋼の大剣

・武器2:頑丈な鋼の大盾

・頭:剛力のヘッドバンド

・胴:ビキニアーマー(上)

・腕:剛力のガントレット

・脚:ビキニアーマー(下)

・靴:剛力のグリーブ

・その他1:高揚のタリスマン

・その他2:七栄教のリング

・その他3:犬長のネックレス


称号

・怪力無双

・常道を外れるもの


ーーーーーーーーーー


れ、レベル50!最先端を走る人達じゃん!


『俺はこんな感じだな。完全な物理職じゃなくて『魔法で』殴って行くスタイルだ、あと二段ジャンプが出来る』

『アタシはこいつの逆、完全な物理職だな。補助程度に炎魔法を使えるがそんなことするよりも自分で殴った方が早い』


いや、聞きたいことはそうじゃない、というかそのスタイルはステータスを見た感じてなんとなくわかってた。


『…お、その顔はレベルキャップ到達しているのになんでまだ狩に行くのかって顔だな』

『…よくわかりますね』

『まあな、何人かに同じような質問されればなんとなくだがわかるんだよ、で、理由だなスキル欄のとこ見てみ?』


そう促されもう一度二人のステータスのスキル欄を見る。あーそういう事。


『理解できたっぽいな、頭のいい子はおねーさん大好きです』

『わっぷ、ちょ、離して』

『近々イベントが発表されるんじゃないか、ということで俺らもスキル上げに行こうって事だな……ニア、ユウさん離してやれ、俺的には眼福でしかないがユウさん的には大変だと思うから』


は、離された…く、いつか見ていろそのうち僕も……育たないな、うん。最近性別が行方不明になる…もともとか。


『よし、じゃあ行くか!』


わかってたけどこの二人割と天然入ってるな。










『あいる、びー、ばーっく』

『ユウは何してるんだ?』

『さっきここで死に戻ったからだと思う』


さて、僕らは沼に来ました。別に沼が好きと言うわけではないですけど消去法です。

先ず、森はニアさんの大剣などが十分に振り回せない事から戦力が大幅に低下するので却下。次に北の山、あそこは僕が戦ったことがないことや足場が悪くアポロさんの事故率が高いことから却下。(ちなみにアポロさんが死に戻った理由は足を踏み外して芸術的なピタゴラスイッチを決めつつ谷底に叩きつけられて落下ダメージで死んだそうです。少し見たかった)

なので今回も沼に来た次第です。


『さて、作戦の最終確認だ、先ず俺とニアでゴーレムを釣ってここまで運ぶ。それをユウさんが倒す、以上だ』

『本当にそれで大丈夫ですか?』

『ああ、一応ここが沼エリアの端っこだからな背後から殴られることは基本的にないはずだ』


それじゃあ行ってくる、と二人は駆け出していった。本当に大丈夫かなぁ。

ちょっと心配なので準備をする。


「『チャージ』『火』『風』『クアドラプル』」


そして最速で終わった再使用時間を確認し何度か繰り返す。

もうそろそろ僕の増強されまくったMPでも厳しい、それぐらいになった時アポロさん達が帰ってきた。

大量の、それこそいつか見た津波のようなゴーレムを引き連れて。


『『ごめん!釣り過ぎた!』』

『見ればわかります、とりあえず攻撃してみますけど死に戻ったらそれはそれで』


そう言うなり背後に『待機』していた弾幕に解放を告げる。

まあ、かっこよくいってもただチャージしていた弾幕魔法を解放しただけなんだけどね。とはいえチャージ、そしてオーバーチャージは凄い。多少時間がかかるとは言え僕の初期の弓魔法にすら劣る弾幕魔法の威力をここまで高めてくれるなんて、もはやその姿は矢と言うよりも『槍』と言うべき規模になっている。


着弾


瞬間、僕のMPが急速に回復していく、それを再び弾幕に変換して放つ。最初の一撃で多少の余裕が出来たのか僕の弾幕で倒すことが出来るようになっている。

ああ、なんだか楽しくなってきた。ノートにびっしり書かれた落書きを消していくような、えもいわれぬ快感。


『アハ、アハハハハハハハ❤️』

『なあ、アポロ…』

『なんだ』

『ユウ、ヤバくないか?』

『…ああ、正直いざという時は盾になるつもりだったんだがむしろ俺らが荷物になってるな』

『……よし、追加のゴーレム持ってくるわ』

『そうだな、それがいいかもな』



あぁ、本当に楽しい!










さて、ようやくユウの下地が出来上がった。

①ハーフエルフである

②魔法使い寄りのステータスである

③MPの生産が可能である

④hit数で攻撃上昇

⑤立体起動できる

⑥特殊職への道を進む

あ、まだ一個残ってた……。

気になるユウのステータスは次回に


今回晒されたアポロ、ニアナのモデルは双方ともアメコミからの影響を多大に受けています。

例えばアポさんは戦うお医者さんだし、ニアはワンダーなウーマン。

ちなみにこいつらはリアルチート勢、アポロさんは無手不敗の古武術の使い手、ニアは野生の感がヤバいなんとなくで避けまくる人、私が作者じゃなかったら完全に主役張ってたような人たちです。


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― 新着の感想 ―
[一言] ステラは大丈夫なのでしょうか? 個人的に例のゲームは大好きですwww螺旋矢はまさかカラトボ…いえ何でもないです! これからも楽しみにしてます!
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