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『選択の街・クレセート』

よろしくお願いします。



ログインした時いつもと違う景色が見えて少し戸惑ったけど、第二の街に移動してきたことを思い出した。

とりあえず街を歩いてみよう。





うん、表通りは第一の街とほとんど変わらなかった。品揃えも特に品質が高いという訳でもなくいくつか新しいアイテムが増えたという感じだった、ただ、ここに識別のスキルが売っていたのでそれだけは買った。もう、草を片っ端から採取して鑑定を掛けるのは嫌だ…。


まあ、気を取り直して、ここまでは表通りの話、本番は『裏通り』です。

そう、『裏通り』こっちにもありました。

第一の街と同じように高い品質の消費アイテム、そして新しい『矢』が三種類、それがこちら。


『毒矢』

品質 : B

・鉄矢に毒を染み込ませた矢、通常の矢よりも鏃が長く鋭くなっている。


『鏑矢』

品質 : C

・放つと音が鳴り周囲の敵を集める効果がある特殊な矢、使用には細心の注意が必要。


『剣矢』

品質 : B

・鏃が剣のようになっている特殊な矢、手に持ち剣としても使えるが本来は強弓を持って使うための矢。生半可な弓では使うことが出来ない。


※現装備、現スキルでは使用不可



僕は毒矢を99本と剣矢を一本だけ買った。

剣矢、もしかしたら矢としては使えないかもしれないけど剣としてなら使えるかもしれない、そんな期待をしている。




さて、買い物も終わったし街も一通り見終わったし、外に出てみよう。クエストは受けずに自由に動く感じで!

どうやらこの街は東西南北四つの大門があるようで、僕がやってきた門は南門になるようだ。

そして残りの東西北方向はそれぞれ森、沼、山らしい。とりあえずもう沼はいいや、どうせマッドゴーレムがうようよいるに違いない、彼らにはもう飽きた。となると森と山なんだけど…森も第一の街で通い通したし山がいいかなぁ……。



さて、やってきました『森』!


え?山じゃ無いのかって?人がたくさんいたからすごすごと帰ってきました、やっぱり森が一番だね!誰もいないや!

手に剣矢を取り出してみる、一応番えてみたけど引くことが出来なかった。システムで使えないようになっているみたい。まあ、説明文にも使用不可と書いてあったし予想通りなんだけど。

でも、手に持ち振り回すことはできた。ただコレも本当に振り回すだけだった、これならいつもの矢を使った方がいいね。

剣矢をしまい今度は毒矢を取りだす、うん、鏃が青紫色で毒々しい。それにいつもの鉄矢に比べて鏃が長く、そして細く鋭い、返しもなくまるでレイピアのような感じだ。

とりあえず今回は毒矢をメインに使っていこう。



森に入り、早速敵を見つけた。

識別を使い敵の情報を確認する。そう、識別はアイテムを探すだけではなく敵を調べることもできるのだ!……なんでもっと早く買っておかなかったんだろうなぁ…。


________


フォレストウルフlv20


フォレストウルフlv23


フォレストウルフlv20


________


今は相手の名前とレベルまでしかわからないけど、格下の相手ならば相手のスキルやある程度のステータスがわかるようになるらしい。逆に格上相手だとレベルがわからなくなったり名前も???になるという。



なるほど、真ん中のが一番レベルが高いな、ということは彼がリーダーだね。まだこちらに気づいてないし先制して戦闘の主導権を握ろう。


「『チャージショット』」


たっぷり十秒のチャージを得て強化された毒矢が推定リーダー格に命中した。

怯むリーダーをかばうようにして残りの二頭が前に出て、戦闘が始まる。


「『フォールショット』『スプレッドショット』」


怯んだリーダーを対象としてフォールショットを放ち前衛の狼二頭をスプレッドショットで牽制……ってあぁ!もったいない!スプレッドショット一回で毒矢八本も使った!これはあまり多用できないアーツだなぁ。

それと、どうやら最初の一撃でリーダーは毒状態になったらしくまだフラついている。


「『パワーショット』」


そのリーダーには『パワーショット』でもう一度怯んでもらおう。


ここで『フォールショット』を使ってから十秒が経過した、そして……。


一撃


天より降りた青紫色の矢がリーダーの頭を縫い付けた。

一瞬の間がありリーダーが砕ける。


あとは作業だった、リーダーを欠いた狼たちは精細さを失い簡単に倒すことが出来た。





その後は適度に遭遇する狼達を倒しつつ、色々な薬草やキノコを採取した。どうやら識別に視力強化の補正が入っているようで、かろうじて見えるような敵やアイテムも識別できた、過去の僕グッジョブ!


セットしたタイマーが時間を知らせた為街に戻ろうと足を返したとき、ふと、あの時のような、『彼』と出会った時のような背筋に氷柱を突き込まれたような感覚があり……。



僕は死んだ。





「はい?」


気がつくとギルドホールに立っていた。まさか狼達に?いや、彼らにそこまでの力はない、たとえ奇襲や不意打ちでボーナスダメージが入っていても僕を一撃で全損させられるような攻撃力はなかった筈だ。


考え込んでいると明らかに他の人とは装備の格が違う人が近づいてきた。


「ちょっと話を聞いてもいいかな?」

「えっと、はい、大丈夫です」

「ありがとう、それで君も死に戻りしたんだよね?森側?」

「はい、森から帰ろうとしたところを後ろから一撃でした」

「うーん、やっぱり君も一人で行っていたの?」

「はい、ぼ…私の場合一人の方が都合が良いので」

「うん、ありがとう、やっぱりみんな同じみたいだね」

「みんな、って言うことは何人も森で死んでるんですか?」

「うん、とは言え狙われるのは一人だけで森に入った場合だからパーティーを組めば問題ないんだけどね」

「なるほど、ありがとうございます」

「いやいや、こちらこそありがとう」


なるほど……よし、残念だけど森はしばらくお休みにしよう。まずはレベル上げ、その次に武器の更新をしよう。いや、やっぱりレベル上げより武器の更新が先かな?未だに初期武器なんだし。無くなったアイテムの確認とステータスの確認をしたら一度おやつ休憩を挟もう。



ーーーーーーーーーー


PN:YŪ

LV:21

種族 :混血種(森人族エルフ/獣人族ビースト・狼)

JOB :弓術士

SUB :拳闘士


HP :610

MP :690


STR :40

VIT :16 +5

AGI :45 +15

TEC :50 +5

INT :60

MND :23

LUC :16


残SP:12


種族固有スキル

・大器晩成

・魔眼・魔力視

・孤狼の誇り

・(隠し特性・神製の筐体)


後天性スキル

・弓術lv30(上位スキルに進化できます)

・矢弾回収

・視力強化lv30(上位スキルに進化できます)

・脚力強化lv30(上位スキルに進化できます)

・風魔法lv30(上位スキルに進化できます)

・火魔法lv30(上位スキルに進化できます)

・水魔法lv30(上位スキルに進化できます)

・土魔法lv30(上位スキルに進化できます)

・弓魔法lv30(上位スキルに進化できます)

・蹴撃

・魔力増加

・鑑定

・識別

・空き


控えスキル

・狂気耐性

・恐怖耐性

・勇猛果敢

・鼓舞

・一念岩穿ち

・採取

・隠密

・奇襲

・気配察知



装備

・武器:初心者の魔導弓

・頭:狐のお面

・胴:弓兵の軽鎧

・腕:弓兵の弓かけ

・脚:弓兵の袴

・靴:弓兵の臑当

・その他1:隠密のタリスマン

・その他2:七栄教のクロス

・その他3:疾風のリング




称号

・一流の弓兵

・非情なる審判者

・職業に反抗する者

・復讐者

・初心者弾幕魔

一度の射撃で10hitを達成した者に贈られる称号

消費MP小削減






ーーーーーーーーーー





先週は風邪をひいて更新できませんでした。

申し訳ない。


あと、剣矢はモンハンの矢を想像してくれれば良きな感じです。



設定


森で遭遇する謎の敵の攻撃力おかしくない?

おかしくないです、奇襲に不意打ち、急所攻撃に自己バフ、さらに防御貫通が付与されているだけです。当たれば死にますが当たらなければいいだけです。

若干ネタバレですけど謎の敵の中身は既に本編に登場済みです。


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