表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/72

犬を狩ろう 1

よろしくお願いします。



違うんだ…いや、やったことを客観的に見ればそう取れてもおかしくは無いんだけど……!


まあ、良いや、付与効果は強いんだし、遠距離から一方的に攻撃ができる弓でこの称号群が取れたことは大きなアドバンテージになる……!そう納得しておこう。その方が僕の精神衛生的に良いと思うんだ!



「あの、すみません、少し良いですか?」

「ひゃい!?」


ウィンドウを開いてうーうーと百面相をしていたから誰かが近づいてきていることに気がつかなかった。


「ん!はい、なんでしょうか」

「(ひゃいって、可愛いなぁ)」

「あの……なんでしょうか?」

「あ、すみません、私こういうものでして…」


ーーaporoからフレンド申請が届きましたーー


「フレンド申請は拒否してもらっても構いません、私は今、ファジーの中で綺麗な人、可愛い人を探して、ギルやアイテムを対価にssを取らせてもらおうという企画に参加しています、是非あなたを撮らせていただきたいと思って声をかけさせていただきました」

「……ss?」

「はい、えっとスクリーンショットの略でゲーム内の写真みたいなものです」

「ああ、なるほど、何故私に?お面かぶってますけど」

「そこは勘です!なんとなく可愛いセンサに反応しました!どうか一枚!」


ふむ、写真とな、僕、男なんだけど…ってこの身体は女の子だったね、まあ、いいか、黙って撮らずにちゃんと話しかけてきてくれたし。


「良いですよ、写真、撮りましょう」

「おお!ありがとうございます!では早速……」






その後、数パターンほど写真を撮った、なんでも、掲示板というところでコンテストみたいに紹介しあっているらしい、もし、変なふうに扱われていないか心配だったら覗いてみて、通報しても良いとURLと写真の報酬を貰った。


ーーaporoからのフレンド申請を許諾しましたーー


黙って撮影しないところとか、写真の行方を示したりとか、ちゃんと対価を支払ったところが評価できると思ってフレンド申請は許可しておいた。何故か泣いて喜んでいたけど……。



ーーaporoさんからプレゼントが届いていますーー

・20000ギル

・撮影した画像、[画像1][画像2][画像3][画像4]




…20000ギルも貰って良いのかな?単純計算画像一枚5000ギル、初期の所持金なんだけど……彼は大丈夫なんだろうか…でも突きかえすにしても失礼に値しないか不安だし、貰ってしまおう。



ちなみに、aporoさんの由来は某写真館みたいだ。これから先も可愛い人、綺麗な人、美しい景色を探すことをプレイスタイル?というやつにするらしい。頑張ってほしいものだ。




さて、お金は『跳弾頭脳』の気遣いと、写真の報酬で大量にある。僕に足りないのはレベル、つまり経験値だ。なんでもギルドのクエスト報酬で経験値とお金が両方貰えるらしい、しかも討伐系のクエストをクリアすると倒したモンスターの経験値も貰えるという話だ、さっきaporoさんに聞いたから間違い無いと思う。



冒険者ギルドにやってきた、そして、やってきたは良いもののどこでクエストを受けるかわからない。カウンターに行けば良いのだろうか?ほとんど人がいないから聞くに聞けない。まあ、間違っていてもなんとかなるだろう。


「すみません、クエストの受注はここですか?」

「はい、この受付でクエストの受注、完了報告をすることができます。クエストを受けられますか?」


よかった、合ってた。


「はい、クエストを受けます」

「では、YŪ様のギルドランクは一番下のFランクですので受けられるクエストはこの五つになります」


ーーグラスドッグ討伐依頼ーー

・報酬金:500ギル

・報酬経験値:300

・備考:目標討伐数0/15


ーーファングラビット討伐依頼ーー

・報酬金:500

・報酬経験値:300

・備考:目標討伐数0/15


ーーラージラット討伐依頼ーー

・報酬金:500

・報酬経験値:300

・備考:目標討伐数0/15


ーースライム討伐依頼ーー

・報酬金:300

・報酬経験値:500

・備考:目標討伐数0/25


ーー薬草採取依頼ーー

・報酬金:700

・報酬経験値:1200

・備考:目標採取数0/30



「この依頼って複数同時に受けられますか?」

「はい、目標エリアが同じ場合に限り複数のクエストを同時に受けることができます」

「じゃあ、グラスドッグ討伐依頼とファングラビット討伐依頼と薬草採取依頼を受けます」

「はい、承りました……では、お気をつけて」


ーー目標エリアをマップにマークしましたーー



さて、クエスト受注は成功、次はエリアに出る…前にスキル屋に行こう。鑑定とか欲しいし、多分このままだと薬草が見つけられないような気がする。





うん、良い買い物をしたような気がする。スキル屋には予想通り鑑定スキルがあった。少しだけ他のスキルよりも割高だったけど、そのほかにも気になるスキルがいくつかあったから買った。全部装備できるようになるまで30レベルぐらいまであげなきゃ行けないけど頑張る。




ーーーーーーーーーー


PN:YŪ

LV:1

種族 :混血種(森人族エルフ/獣人族ビースト・狼)

JOB :弓術士

SUB :拳闘士


HP :400

MP :400


STR :30

VIT :15 +5

AGI :40 +15

TEC :40 +5

INT :40

MND :20

LUC :15


残SP:0


種族固有スキル

・大器晩成:取得経験値減少・獲得SP増加

・魔眼・魔力視:魔力の流れを見ることができる

・孤狼の誇り:単独行動時ステータス増大

・(隠し特性・神製の筐体:GMコールをした時『跳弾頭脳』が対応する)


後天性スキル

・弓術lv8

・矢弾回収

・視力強化lv8

・脚力強化lv8

・風魔法lv1

・火魔法lv1

・水魔法lv1

・土魔法lv1

・魔力増加

・弓魔法lv1


控えスキル

・鑑定

・恐怖耐性

・狂気耐性

・勇猛果敢

・鼓舞

・一念岩穿ち



装備

・武器:初心者の魔導弓

・頭:狐のお面

・胴:弓兵の軽鎧

・腕:弓兵の弓かけ

・脚:弓兵の袴

・靴:弓兵の臑当

・その他1:隠密のタリスマン

・その他2:なし

・その他3:なし



称号

・一流の弓兵

移動しながら動き回る敵に攻撃を当てたものに送られる。(弓での攻撃に補正小)

・加虐体質

相手を痛めつけることで快感を得るお方に贈られる。(連続で攻撃を当て尚且つ自身がダメージを食らうまで追加ダメージが累積する)

・残虐性質

やめてぇ!相手にはもう反抗性は残ってないわ!もうこれ以上は……(自身が一方的に攻撃している場合追加ダメージ発生、更に自身の攻撃に状態異常効果を付与する)




ーーーーーーーーーー



鑑定以外の五つ、勇猛果敢は、安かったから購入、恐怖耐性、狂気耐性は万が一近づかれた時に取り乱さないようにならないかなぁと期待を込めて購入、一念岩穿ちは同じ場所に攻撃がヒットした場合ボーナスダメージがつくということで購入、鼓舞はVITとSTRに補正がつくという事で購入、つまり今現在ではただの無駄遣いでしかない。

…大丈夫、きっといつか全部装備した時に真の力が…みたいになるはず…!ないか。












………フィールドに出たはいいけど草原エリアは人でいっぱいだなぁ、こんなところで弓なんか使ったら高確率で誰かの頭に刺さりそう。

ここはやめて、違う場所に行こう。



森に来ました、草原エリアや、その奥の荒原は人がいっぱいだったけどこっちの森エリアは誰もいないみたいだ。なんでだろう?


考えても仕方ないか、って、グラスドッグ発見。相手はまだこちらに気づいていない、ここからならギリギリ届くね。


鉄矢をつがえ放つ、静止状態からなら命中率は九割を超えている。当たらない時はとことん当たらないけどね。

幸い今回はちゃんと当たってくれたようだ、背後からの奇襲成功、ハイディングボーナスが入りグラスドッグは怯む。続け二射目、命中、称号・加虐体質と残虐性質の効果が発動しダメージと状態異常が付与される。ここからだとエフェクトが見づらいけど、動きが鈍っていることから毒が入ったと思われる。

後は逃げながら相手の体力が尽きるのを待つだけだ。




グラスドッグが遠吠えのような鳴き声を残して四角いポリゴン状になって爆散する。あの後逃げ続けていたのだが、なかなか体力が尽きないので追加で何本か射抜いて倒した。街で矢の補充を忘れて来たからあまり使いたくなかったのだけれど。


戦闘リザルトを確認していると視界の端で何かが動いたような気がした。ゆっくりとそばの木立に隠れて様子を見る、しばらくして先ほどグラスドッグが倒れた場所に三頭のグラスドッグが現れた。まさかさっきの遠吠えか?倒したら仲間を呼ぶとか卑怯だろ…正直言って倒せないことは無いと思う、だけど二匹を処理している間に三頭目に接近されそうで怖い。


けど、やってみよう、せっかくのゲームなんだ、リスクを恐れていては始まらない。


僕は確実に彼らを屠るため行動を開始した。





今回購入したスキルのうちいくつかは【◼️◼️◼️ビルド】の必須スキルです。公開はいずれ…。


戦闘描写って難しいよね(白目)






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ