吐露
苦しい。
頭がどうかなってしまいそうだ。
不安と焦りが自分の心を侵食していく。
全てを捨てて逃げ出したい気分。
でもそれをすれば、またいつもの同じ結果になるのは目に見えている。
だから、何とか最後の一歩で踏みとどまっているんだ。
苦しい。どうすることもできない。
今はただ耐える事しかできないのだろうか・・・。
明日になればこの気持ちは少しでも楽になっているのだろうか・・・。
自分の弱さともっとしっかり向き合えれば、
まともな人生を送ってこれたはずなんだ。
でもそれが出来なかった。
完璧に近い事を要求され続け、
それが当たり前でなくてはいけないと思っていたからだ。
出来ない自分。うまくいかない自分。
それは全て自分の世界の悪でしかない。
だから必死に否定し続けていた。
でもそれは、本当の自分を否定し続けていた事と変わらなかった。
後でそれに気づいた時には、
もう自分の心はぼろぼろだった。
少しづつ、少しづつ、修復して直そうとしている。
でも、多くの人を傷つけてしまった。
多くの人を拒絶してしまった。
自分を何よりも大切にしてくれる人にまで背を向けてしまった。
後ろを振り返れば後悔ばかり。
だからこそ、この先の道を歩いていくのが怖くて怖くて仕方ないんだ。