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金曜日のバックアップ  作者: 希恵和
第一章 始まりのイマージング
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Into

 

貴方にとって大切な人が崖から落ちそうになっています。たった一人だけ助けられるとして。次のうち、あなたは誰を助ける?


 1.自分

 2.親

 3.恋人

 

 さあ、貴方はどれを選ぶか。ちなみに、私なら迷わず1番を選ぶ。

 

 なぜかって? そりゃ人間の最優先事項は『自分の命』だから。


 たとえお前の意思は受け継ぐと言われても、簡単に自分の死を了承する人は少ないだろう。だって自分が死んだ後のことは誰も責任なんか取らないから。

 死人に口なしとはうまく言った言葉だと思う。死後には保障制度がないって自覚させてくれる格言だ。死亡保険金は残された者にだけやってくる。死人には関係のないこと。死んだ後のことはどうぞ皆さんでご勝手に。

 

 でも、私は簡単には死にたくない。

 

 私は私を助ける。たとえそれで誰かを失ったとしても。

 そういう信念のもとに私は生きているんだ。その筋道があるから生きているともいっていい。そうでなかったら今頃ろくでもない人生だったに違いない。本当に私が私でよかった。それだけは感謝しないといけない。


 え? 今更だけど、自分で自分は助けられないって? そんなことを誰が言った?



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