表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

プールで

「やっぱりやめようよ」


ウォータースライダーの入口で、真新しいオレンジ色の海パンを履いたマーロンは泣き声を出した。


底に水を流した滑り台は遥か眼下に広がる水色のプールまでうねりを描いて続いており、まるでとぐろを巻いた巨大な青い蛇の様に見えた。


夕べホテルの部屋のテレビで見たのは巨大な毒蛇の映画だった、とマーロンは思い出す。

そいつは普段は水の奥深くに隠れていて、急に姿を現してはとぐろで人を絞め殺すのだ。


「死んじゃうよお」


浮き輪を被せてくれた係員たちが後ろで笑いをこらえているのが分かったが、怖いものは怖い。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ