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78.みんなでの作戦は

☆☆☆

「2人以上で同時に...?」


「ああ。あの類のバリアは、おそらく一人分の攻撃はどんなものでもはじくのだろうよ。つまり、一人の攻撃ではどんな攻撃でもはじかれるが、複数人なら何とかなるかもしれない、ということだ。」


「なるほど...」


「だから、私たちが必要だと...」


「そ。お願いできるか?」


2人は顔を見合わせて、大きく頷いた。


「ふん、作戦会議は終わったか?まあ、どんな作戦を立てようと、俺には通用しないがな。」


「ああ、待たせたな。一応言っておくが、これ以上イキらないことをお勧めするぜ。」


「ああそうかい。ほら、さっさと来なよ。」


アブソーはこちらを挑発するように手を招く。俺は2人と頷いて、勢いよく飛び出す。


シエルさんは魔法で氷の弾を作り出し、セルクさんは炎を剣にまとわせて突進する。俺は身嵐で居場所を瞬間的に変えながら近づく。


「「「...いっけえええっ!」」」


そして、それぞれの攻撃が同じ場所に、同時タイミングで直撃した。


...が


「「「...っ!?!?」」」


先ほどと同じようにはじかれる。


「馬鹿が!」


アブソーは思い切り手を突き出し、衝撃波で俺とセルクさんを吹き飛ばした。


「ふん!」


「きゃあっ!」


その後、魔法でシエルさんをも吹き飛ばした。


俺は木を手に付けながら、何とか立ち上がる。


「い、いったい、どうして...?!」


「ふはは、バカな奴らめ。だから言っただろう?どんな作戦を立てようと、俺には通用しないと!同時攻撃なんざで突破できるような簡単なバリアで、四天王が務まるわけがないだろう!」


「くっ...!セルクさん、シエルさん、大丈夫ー」


2人のほうを見ると、セルクさんは木が足に突き刺さり重傷、シエルさんは魔法が直撃して気絶していた。


「わ、私は大丈夫...だが、すまん。しばらく動けそうにない...」


「...ああ、大丈夫。無理に動かなくていい、ゆっくり休んでくれ。」


「すまない...」


「気に追う必要はないさ。...シエルさんも、ゆっくりね。」


俺は2人の前に立ち、龍神化を解いて構える。2人をこれ以上、傷つけさせない。俺が守らなきゃ。


中途半端じゃダメだ、やるしか...ない。これがだめなら、もう打つ手がないが...ええい賭けだ!!


龍神化(ドラグラス)...100%(フルカウント)!!!」


俺は全能力を解放する。暴走の懸念とか考えてる暇はない、これしか方法はないんだから。


「があああああああ――――!!!」


体が焼ける、精神がすり減る。—構わない。意識がふらつく、体のあちこちが敷む。—それでいい。


それでみんなを守れるなら、それで!!


「――――!!!」


俺はアブソーに思い切り突っ込んでいった。


☆☆☆

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