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二話久しぶりの世界
ここは…
目が覚めるとそこは薄暗い森の中だった。
久しぶりだな…世界。
俺の名前はオキド・マグナ。凛々しい黒髪黒目の男性な顔立ちの男だ。ちなみに26歳である。
かつて邪神どもを封印して…今は何年経つ。ここの祠もまあ随分と汚れたと言うか朽ちたものだな。
「とりあえず出るか…」
扉は…扉のほうへ足を進める。
「少し体が硬くなったか?」
それもそうだろう。どれくらいかは分からないが…長いこと眠っていたのだ。だがこれくらいならなんの問題もない。
「ひらけーごま!」
合言葉はいらないのだがな…バーンと扉を開ける。
開いた重厚な扉から光が入ってくる。
心地良い…
久しぶりだー!
ヒャッホーイと心の中で叫ぶ。
外には深々とした森が広がっていた。