表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/592

2-4「そういうのよくない!(1)」









 ナンパ男が現れた!

 きれいなお姉さんが現れた!





「なぁーん♡ いいだろぉ? 

 おれっちとー、レンアイしようってぇ♡」

「……困りますっ……、離して……!」


 きれいなお姉さんは困っている!

 


「ナタリー! ごめんね遅くなったー!」


 なんと! ミリアが場に躍り出た!



 ミリアのこうげき! 


「ごめんごめん! 歌劇の時間大丈夫だよね!?

 急いだんだけど! 遅れちゃってっ」

「なになにぃ♡ トモダチ!?」

「……!?」

 『ひっさつ さるしばい』!


 ナンパ男はうれしそうだ!

 きれいなお姉さんは驚いている!




「そーなのー、だから早くいこっ。 

 ね、ナタリー♡」

 ミリアの『助け舟』!

 きれいなお姉さんは驚いている!




「時間に遅れちゃーう♡」

 ミリアは逃げ出した!


「へへへへ、待てって♡」

 しかし、回り込まれてしまった!




 ナンパ男のこうげき!

「へぇえ、ナタリーっていうんだあ、きゃわいーね♡」

「うんあのそういうわけだからお兄さんとは行けないんだなぁ♡」

 ナンパ男の『からみつく』!

 ミリアは引きつっている!




「オトモダチはぁ、なんて名前ぇ?」

「うんあの、だからあっ♡」

「────へえ? 

 俺の女とその友達に…… 何の用?」


 なんと! 

 エリックが場に割り込んだ!

 ナンパ男に02のダメージ!

 

 ミリアはびっくりしている!

 きれいなお姉さんはびっくりしている!




(いや、誰がキミの女だってっ!?)

 ミリアはツッコミを我慢した!




 エリックのこうげき!

「…………遅れてごめん、ナタリーさん?

 ミリア……置いていくことないだろ?」

「ごっめーんえりっくんっ。怒らないで?」


 ミリアは空気を読んだ!

 ミリアに01のダメージ!




「ははっ、怒ってないよ、ミリア」

「えりっくん、やさしい~っ」

 ふたりは『さるしばい』を繰り出した!


 ミリアに02のダメージ!

 ナンパ男は混乱している!

 きれいなお姉さんは驚きうごけない!




「ミリア……当たり前だろ?

 ……俺はいつでも、君の味方だから」

「……エリッくんっ……!」

 エリックは『流し目』をつかった!

 ミリアは『うっとりしているふり』つかった!





 ……ツッコミが不足している!





 エリックのこうげき! 


「……にしても、アンタなんなんだ?

 俺たちと彼女に何か用がある?

 アンタが入る隙間なんて、これっぽっちもないんだけど?」

「…………ぐっ、くっ……! こいつ……!」

 こうかは ばつぐんだ!


 ナンパ男に15のダメージ!

 ナンパ男はまごまごしている!




 エリックのこうげき!

「ああ、泣き言をいうならどうぞあちらで。

 これ以上、俺たちと彼女の時間を奪わないでくれないか?」

「…………男連れならそう言えばぁーか!!

 ぶーす!!!」


 ナンパ男は『負け犬の遠吠え』を使った!

 ナンパ男は逃げ出した!




「なんだとこいつ! 

 そういうの! そういうのよくない!」

 ミリアはぷんすか怒っている!



 エリックはきれいなお姉さんに気を使った!

「……悪いな、ナタリーさん、大丈夫だった?」

「…………あ、あの……

 私、ナタリーじゃないです……」

「え?」



 きれいなお姉さんは困っている!

 エリックは困っている!



 ミリアのこうげき!

「あ、うん、見知らぬ人~。はじめまして~」

 ミリアの『あいさつ』!




 きれいなお姉さんを逃すことできた!



 ♪ ♪ ♪ トゥルルルルー ♪ ♪ ♪









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ