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状況の把握(後編)


大声で叫んでしまった為部屋から出ていた看護士さんが部屋に入ってきた。


「どうしたんですか!?」


「あ、いえ何もないですよ」


慌てて返事をしてまた出て行ってもらってから思い出したことを整理する。


(そうだ、思い出したぞ。事故で死んだ俺は少し彷徨ってから自殺しようとした少年に会って止めようとして突っ込んだら俺と少年が入れ替わってそこから・・・・少年が天国に逝ってそのまま俺は気絶したんだ。)


思い出してからまず思ったことは


(俺…少年のこと殺してね!?)


そう突っ込んで少年と入れ替わったことにより少年の魂を追い出した感じなので罪悪感を感じていたが


(でも少年死にたがっていたからそれはそれで大丈夫かな?)


という風に気楽に思ってからふと気になった。


「そういえば少年の名前まだ知らない」


周辺を見回してベットの上にネームプレートを見つけた。


[宮本 将吉]


(おー名前が一文字だけ一緒だ)


青年(故)こと[二宮 将人]は思った。

(これからどうしよう?)


これからどうするかを考えなくてはならない

少し考えて思いついたことは


・少年の代わりに自殺をする。

・生前の家族の元に行って事情を話して対策?を一緒に考えてもらう。

・少年の代わりに生きる。[宮本 将吉]として生きていく。


まず一つ目は論外

少年の自殺を止めようとした立場もあるし、それに死んでやり残したこともいっぱいあるので生きていく方向

二つ目は少し問題があった。


(家族の名前も住所が思いだせねえー)


それだけでなく電話番号も思い出せなかった。

ということで二つ目の方法も無理。


残った三つ目しかないのだか、


(この少年の家族にはどう説明したものか?それに説明したとして信じてもらえるのか?)






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