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レジェンド・ドリーマー  作者: セナ先輩
3/3

第3話 絶望と希望

かなり久しぶりの投稿です

もし、読んでいた方

お待たせして申し訳ございませんでした。


初めて読む方、ぜひ1話から!!

....朝だ。昨日はあの後そのまま寝たらしい。

だれかが毛布をかけてくれてたようだ。

あたたかい.....おっと、2度寝してしまうと遅刻しちゃう...急いで着替えてリビングへ向かった。

亜美と母がいつものように一緒に弁当を作っていた。

亜美「あ、お兄ちゃんおはよ!よく眠れた?」

毛布をかけた人がなんとなくわかった。

母「天空、すごくぐっすり寝てたけど、疲れてたの?」

天空「あ、あぁ...ちょっと昨日は主役だったしね〜」

亜美「あはは!そっか〜」

普段の何気ない会話だ。

俺は弁当をもらうとカバンをもって家を出た。

いつも一緒に家を出る父は、もうすでに仕事に行ったらしい。

自転車の鍵を外すとき、ふと あのストラップが頭に浮かんだ。

でも、こんな大切にすると言ったものを取れやすいチャリキーにつけたくはない。

俺はそのままそのストラップをポケットに入れた。

そして、自転車をこいで学校に行く。

なんだか今日は天気がいい。

なにか起きるかもしれないな。頭の中はとにかくハッピーだった。


ー ー ー ー。


おはよー! 元気ー!?

おは〜! ねみー!

朝の学校はにぎやかだ。でも、これから授業という試練がまっている。思わずため息が出た。

晴樹「よう! どうしたんだ?ひどい顔だぞ」

天空「え? な、なんでもねーよ...」

晴樹「それならいいけど...そういえば、昨日は殺人なかったな」

天空「朝っぱらから何言いだすんだよ!」

晴樹「あーわりぃ...でも、狭いエリアで活動してんのにまだ捕まらないとはな...」

天空「ほんとだな....まったく早く捕まってほしいよ。夜も眠れやしない」

まぁ、昨日は爆睡だけど...

晴樹「ほんとだなー!まったく警察も頼りになんないね〜」

天空「......そうかもな...」

晴樹「....お前..やっぱり 大丈夫か?」

...瑠花.........彼女の捜索願いはもう無意味なんだろう。中3の頃、警察署なんて絶対行かないと思ってたのに、わざわざ行って捜索願いを出した。

「わかりました」とは言われたが、もう半年連絡がない。完全に忘れられているのだろう...

だいたい、この殺人鬼も迷惑だ。意味のない殺人ばかり繰り返して何が面白いんだか...

天空「・・・」

晴樹「・・・?」

ホームルームのチャイムが鳴る。

みんなが一斉に静かになっていった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



....3...2...1...0


キーン コーン カーン コーン


時計の針を見ながら終わりのチャイムを見るのは最高だ。しかもこれが、今日の試練の終了のチャイム。 帰れるんだ!

バックに教科書を詰める。今日もくたくただ。

そしていつものように晴樹がやってきた。

天空「帰るか!」

晴樹「お、おう!」

今日は先に言ってやった。

そしていつものように自転車に乗り門を抜けた。その時だ。

一瞬すぅと寒気が走った。

それもかなり冷たいものだった。

よほど顔色がわるいのだろう。

晴樹がじっと見つめる。

晴樹「おい、大丈夫か?」

天空「...あ、あぁ...ちょっと寒気が..」

晴樹「熱でも出たのか?」

天空「わ、わからない..,でも大丈夫だ!」

晴樹「それならいいけど...まぁ急いで帰るか」

2人はいつもより早く自転車をこいだ。

なんだよ...あの気持ちがいい朝日はなんだったんだよ....

俺は少し怒っていたが、

不安も負けないくらいあった。

なんとなく家が心配なんだ。


いつも晴樹と別れる場所にきた。

晴樹「よし、じゃあな!気をつけろよ!」

天空「お、おう!じゃあ!」

晴樹と別れてしまった。

これから1人で静かな住宅街。

自転車はまた早くなる。

早くなりすぎて一瞬家を通りすぎてしまった。

天空「(落ちつけ落ちつけ...なにをこわがっているんだ俺は....)」

ゆっくり自転車から降りてドアに手を伸ばした。

ガチャリ...

普通に開いた。母と妹の亜美の靴がある。

真ん中ガラス張りのドアの奥は明るかった。

ひとまずここで深呼吸した。

天空「ただいまー!」

...返事はなかったが、かまわず靴をぬいでリビングに入る。

天空「ただい....ま.....」


今、自分が見ている光景が信じられない。

母と亜美が...仲良く....重なって..腹から......

....

血 を 出 し て . . . . .死 ん で い る....


冗談ではなさそうだ...

赤黒くドロドロとした血が、2人の腹から湧き出て、床いっぱいに広がっている。

俺は震えて声が出なかった。

とりあえず、だれかいないかあたりをキョロキョロしたが、だれもいない。

...ゆっくりと2人に近づいてみる..

あぁ...かわいそうに..母はきっと亜美をかばったんだ。でも、刃物は貫通したらしく、亜美も同じ場所から血が出ていた。

....今日の朝は普通に会話をしていたのに......

昨日は恋バナしたのに.....

ご馳走を一緒に食べたのに.........

.俺との..思い出が.............消える


天空「嫌だあぁぁぁぁあああああ!!!!」


...

.......

突然それは起きた。

さっき入ってきた外のドアが白く光っている......

俺はどうすればいいかわからなかった。

でも、なぜかあのドアの向こうに何かがあることはわかっていた。

目から涙を流し、唇は震え、腕も足もふらふらでドアに向った...


これが......すべての始まりだったんだ

最近寒いね

風邪ひかないようにね


これから暇があったら投稿します

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