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死霊術師  作者: 黒猫紅月
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はじまり

 終業を告げるチャイムが鳴り、生徒達は詰めていた息を一気に吐き出した。そしてぱらぱらとグループごとに集まり、少しでも日当たりの良い場所へ、と学校中に散らばっていく。

 ここ私立四季ノ台高等学校の校訓は、「自由」である。それが故に、昼休みは校内のどこへ行っても、どこで昼食をとってもよいという事になっている…らしい。いささか妙な話だけどね。

 最近の私のお気に入りの場所は、校舎裏の桜の木の下だ。此処なら誰にも会わないし、見つかることもない。

 もう夏なのでとっくに花は散ってしまっているが、例え葉桜であっても、やはり桜は美しい。

 靴箱で靴を履き、砂利を踏みしめて校舎裏へ向かう。ジャリジャリという音が心地よい。

 

 木の下に座ると、私はすっぽりと黒い影に包み込まれた。

 頬を撫でる爽やかな風と木漏れ日が眠気を誘い、私はお弁当のことも忘れて眠り込んのだった。


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