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異世界惑星テラフォーリア冒険記~異世界で龍神の神子になりました~  作者: ai-emu
【第3章】魔術学園1年生6月~ファンタジーな世界の学期末試験(試験という名の闘技大会)~
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(1)期末試験は闘技大会①~試験の制約はちょっと厳しく…~

精神と〇の部屋の訓練が明け、王立魔術学園では1学期の期末試験が始まりました。

1日目の試験は、普通のペーパーテストです。国語・物理・科学・数学・社会知識の5教科を1日で行います。

2日目の試験は、魔法学と教養の2教科です。魔法学についてはともかく、教養については、いろいろなことを授業中にやっています。なので、教養だけでも3時限分くらいの時間をとっています。

そして。

3日目からは、いよいよ始まる武・術・大・会。

武術と体術と魔術の試験でもあるこの武術大会では、当然、順位も1つの試験単位になっています。なので、全員が武術大会このしけんには、ただならぬ思い込みがあります。特に、ペーパー試験で少し良くない成績になっている人たちには、武術大会このしけんの順位は、1つの救済処置になっています。順位が高ければ、ペーパーテストの成績が悪くても、ある程度の点数相殺がなされ赤点を回避できるのです。

特に、貴族の三男坊辺りの、勉強が嫌いな戦闘バカにとってはありがたい制度ですね。

だから、生徒全員が全力で行うものなのですが…。

私と親友、師弟関係を結んでいる人たちにとっては、ただ単なる『お遊び』と化してしまいました。『どれだけ手加減をするのか』が、1つの目標となってしまっています。


遅れまして、おはようございます。ヒカリ=サギミヤです。


さて、先ほどから話していますが、今回の試験は、私たち17人にとっては、『どれだけ手加減をするのか』が目標となってしまいました。全力で試験を受ければ瞬殺試合になってしまい、上位を独占してしまうでしょう。たぶん、手加減をしていても、それは変わらないような気がしています。

全力で試験を受けにきている有象無象そのたおおぜいの方々には申し訳ないのですが。

まあ、その事はどうでもいいです。

武術大会このしけんでは、自分に合った殺傷能力があるホンモノの武器を使用することが出来ます。もちろん、『殺してしまうような攻撃は控えるように』とは言われていますが、まだまだ未熟な者たちが集まっている中で、寸止め攻撃そのようなことが出来るとは思えません。

まあ、寸止め攻撃それらを含めての試験なんでしょうが。

私と12人の弟子たち、リョウコたち4人と1つ上の学年のタケシ達3人の合計20人については、殺傷力皆無の特別仕様の武器を渡したあります。この武器は、当たりどころが悪ければ大きなけがを負うこともある木剣よりもすごく、どんなに力いっぱい当てても、相手には怪我1つ負わせることはありません。また、魔力抵抗値も非常に悪く、普通の鉄剣の約100倍ほど魔力を通すことが出来ません。また、武器に魔力を通しても、空気中に通した魔力が霧散してしまい、武器に属性を付与させた所謂属聖剣を維持するには、相当莫大な魔力を要することになります。

所謂武器の形をした魔導具でもある。

これが、1つ目の制約。

2つ目の制約として用意しているのが、『能力減衰の腕輪』という魔導具だ。

この魔導具は、装着者自身の意思で脱着可能であり、さらに、装着している間は装着者の望む負荷を与えることが出来る。この魔導具を、私や弟子たち1人1人のステータスを吟味して、いろいろな負荷を与えることにした。

3つ目の制約として、私たち20人には『懲罰の首輪』を嵌めることなった。

先に述べた2つの制約をつけても、はやり他の生徒たちとは天と地ほどもかけ離れてしまっている各種ステータスを、少しでも近づけるために嵌めるのだ。少し改造して、『首輪を嵌められた者は、自力では外すことができない』という制約は外してあるが。

これだけ制約をかけても、この中で一番弱いキーニャですら、討伐ランクがBランクの魔獣と互角にやり合えるだけの実力がある。これは、実際に3つの魔導具を付けて戦った結果だ。降魔の森で行われた実験で、50匹のラリアークの群れに突入していき、30分ほどで殲滅してしまったのだから。

弟子たちの中で、メーリアとテレサに次いで実力があるアイリーンやイグあたりは、降魔の森の中に突入していき、半日ほどで数百匹の魔物を狩ってきた。その中に討伐ランクがSランクのクロコダイルキングやテラテクスが数匹混じっていた。

この結果を鑑みて、私は新たに3つの制約を追加した。

1つ目は、『予選のリーグ戦では、開始地点から1歩たりとも移動してはいけない』というもの。

2つ目は、『相手からの攻撃を、一切受けてはならない。』というもの。

3つ目は、『開始早々瞬殺してはいけない。最低でも2分間は遊ぶこと』というものだ。

私の弟子たちならば、この制約すらも余裕でクリアーしてしまうだろうが。遊ばれる相手にしてみれば、一言二言文句が出てきそうだが。

ちなみに1歩でも動いた人がいたら、連帯責任として今日の試験の後、地獄の特訓を味わってもらう予定である。


私たちの事は、これくらいにしておいて、武術大会がいよいよ始まりました。


武術大会しけんのルールは次の通り。

(1)試合時間は10分間。時間内に勝負がついた場合はそこで終了とする。勝負がつかない場合も制限時間で終了とする。

(2)直径50メートルのリング内で試合をすること。リングアウトは即失格とする。

(3)相手を殺さない限り失格とはならない。

(4)試合中の怪我は、怪我をした本人が回復させること。試合中の回復魔法の使用は許可する。

(5)武器の使用も認めるが、魔法攻撃を主体とする事。武器や防具に魔術付与する行為は、使用を許可する。

(6)一部の生徒に限り、手加減を許可する。基本は、全力で戦う事。


初めに各クラス出席番号順に10人ずつのリーグ戦を行います。各リーグの勝者1人合計30人と、各リーグ2位の者でバトルロワイアルを行い、生き残った2人を加えた合計32人が決勝トーナメント戦に出場します。

300人を捌くため、試合はサクサクと進んでいきます。

その結果、私たち17人は予想通り決勝トーナメントに勝ち残りました。もちろん全員が、全勝でぶっちぎりのトップ通過です。『予選のリーグ戦では、開始地点から1歩たりとも移動してはいけない』という制約が守れなかった試合が4試合あったため、試験終了後これがおわったら地獄の特訓が4日間連続で待っていますが。

予選の結果、決勝トーナメントの枠が、あと15枠しかありません。これでは、私たち17人以外の有象無象そのたおおぜいの方々があまりに可哀想なので、出場枠を与えるため先生方と相談して少しトーナメント表を弄る事にしました。

その結果、私をはじめとした神子7人と神子候補から1人、計8人をシード枠として外し、残りを2位通過の人でバトルロワイヤルで選ぶことになりました。

サクサクと、武術大会しけん決勝トーナメントが進んでいきます。1回戦8試合は、これと言って特筆する試合はなく、有象無象ドングリのせいくらべが続きます。それでも中には、白熱した展開の試合もありなかなかの見ごたえでした。クラス番号が若いほど普通は実力も上がるのですが、中には大番狂わせもあり、クラス番号が下の生徒が勝ち進む試合もありました。

《1回戦第1試合》シーラ=シーワルト(1年1組)vsキマサイル=リステイル(1年2組)

開始5分、シーラが放った『火炎槍フレイムランス』が、キマサイルが防ぐように展開した『氷壁アイスウォール』に防がれる。じりじりと氷壁アイスウォールと溶かしながら進む火炎槍フレイムランスだが、…突然大爆発を起こした。所謂『水蒸気爆発』だ。霧が晴れた後には、壁までふっ飛ばされたキマサイルと、何とかリング端で耐え抜いたシーラだった。

《1回戦第2試合》ハリス=アマスタシア(1年2組)vsヒトエ=サファリシア(1年6組)

開始直後にハリスにより放たれた『空裂弾エアハンマー』がヒトエを壁際までふっ飛ばして試合を終わらせる。

《1回戦第3試合》ケーナ=ミナユート(1年1組)vsノリオ=ギルザイヤ(1年7組)

この試合は、魔法の撃ち合い合戦だった。最終的には、魔力量の差でケーナが勝つ。

《1回戦第4試合》ルシア=アマスタシア(1年2組)vsライブスト=ベルナンデス(1年3組)

この試合も、魔法の撃ち合い合戦。制したのは、ルシア。

《1回戦第5試合》コリオット=メイラシャスタ(1年5組)vsラスカル=オクンパス(1年2組)

開始直後に、新代魔法文字エクストラルーンによる詠唱でコリオットが放ったのは、風属性の魔法。魔力消費が桁違いの多かったため、それで魔力を使い果たしてしまう。その後は、ラスカルに一方的にやられてしまう。新代魔法文字エクストラルーンではなく、言霊魔法文字スプリットワードで詠唱していれば、また結果も違うものになっていただろう。

《1回戦第6試合》ヒワトニール=メリアエス(1年2組)vsオリバ=マーテアリス(1年1組)

オリバの闇・風・火・地、4属性の混合魔法の乱れ撃ちで、相手は何もできずに完勝した。

《1回戦第7試合》スーメクリア=トランタード(1年2組)vsアーシャ=イギリスタ(1年3組)

魔術学園の試験なのに、魔法を一切使わずに剣技だけで試合が進む。結果は、スーメクリアの勝利。

《1回戦第8試合》ナンシー=ブラウン(1年2組)vsユイト=ニカイドウ(1年2組)

この試合が、一番見どころがありました。それぞれの武器に魔法を付与した状態で斬りあい、さらに、複数の魔法が飛び交う試合でした。勝者はユイトです。

その結果、決勝トーナメントでの試合順は、抽選の結果次の通りの順番になりました。

《2回戦第1試合》メーリア(月夜見の神子)vsシーラ=シーワルト(1年1組)

《2回戦第2試合》イグリートカーヤ(私の弟子)vsエトナ=オリオン(1年2組)

《2回戦第3試合》ルクシード(私の弟子)vsククリオット=オアスタリア(1年2組)

《2回戦第4試合》コウタ(秩序神の神子)vsハリス=アマスタシア(1年2組)

《2回戦第5試合》アイリーン(私の弟子)vsケーナ=ミナユート(1年1組)

《2回戦第6試合》ヘレン(私の弟子)vsアスカ=サイジョウ(1年2組)

《2回戦第7試合》スミレ(私の弟子)vsリンカリド=アスマルト(1年1組)

《2回戦第8試合》テレサ(闇護神の神子)vsルシア=アマスタシア(1年2組)

《2回戦第9試合》リョウコ(風(天)の神子)vsラスカル=オクンパス(1年2組)

《2回戦第10試合》ナンシーベル(私の弟子)vsトラバーユ(私の弟子)

《2回戦第11試合》ライマール(私の弟子)vsアムロネス=プロポロポン(1年1組)

《2回戦第12試合》マナミ(火の神子)vsオリバ=マーテアリス(1年1組)

《2回戦第13試合》コトリ(精霊王の神子)vsスーメクリア=トランタード(1年2組)

《2回戦第14試合》モニカ(私の弟子)vsフランスカ=ドルメシア(1年3組)

《2回戦第15試合》キーニャ(私の弟子)vsサエナル=フランシスコ(1年2組)

《2回戦第16試合》ヒカリ(光の神子)vsユイト=ニカイドウ(1年2組)

2回戦からが本当の戦いになります。さて、どうなる事やら。

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