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異世界惑星テラフォーリア冒険記~異世界で龍神の神子になりました~  作者: ai-emu
【第4章】龍神の神子の試練~世界に顕現する6大龍神の神子~
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(5)光の神子の新年行事①~イタズラの代償は、神事の強制参加です。~

新年を迎えてはや4時間、私は今、光の大神殿の最奥にある『光の神子の屋敷』と呼ばれる大きなお屋敷にある私専用の部屋にいます。現在は、新年が明けた14449年1月1日、時刻は午前4時を廻ったところです。

こんばんわ…、ではなくて、あけましておめでとうございます。この世界での新年の挨拶は、どうゆうものなのかは知りませんが…。

ヒカリ=フレクシア=イマミヤです。

昨晩?いや、今朝方ですね。貴族おバカさんたちがの襲来を無事に乗り切った後、今の私は貫徹一歩前の状態です。

年越しミサが終了した後、貴族おバカさんたちは、こちらの事を気にもかけない態度で、自分たちの都合を前面に出して接待攻撃とつげきをしてきました。

それも真夜中に!バカなんですか?こんな時刻に訪問してくるなんて、何をどう考えても相手に失礼でしょう。戦争などの『有事』ではないんですよ?

日の出まで少し仮眠を取りたかった私たち。

仕方なく対応しましたが、来る貴族バカ、来る貴族バカ皆が、こちらの体調など一切考慮してくれませんでした。『自分たちが訪問してあげるのだから、対応して当たり前』と言う態度が滲み出ていましたね。『光の神子…』と言うか、この場には6人が揃っていたので、『龍神の神子とはどういう存在なのか』と言うのを、まるで理解していないような行動でしたね、あれは。

だから『バカ』なんです。

たかが挨拶程度、日が昇ってからでも十分でしょうに。

貴族おバカさんたちの接待攻撃とつげきが終了したのがついさっき。やっと解放された私たちは、用意された部屋で暫しの仮眠と相成りました。ちなみにサトミさんたちは、違う部屋で仮眠をとっています。

私もさっさと寝ましょう。コマンド1つで部屋着に衣替えをし、ベッドにダイブします。

私の夢の中で…、『光の大神殿』にある数々の建物について説明します。

敷地の広さは、500メートル四方。

正面となる南側の中央部には、階段があり大神殿に入るための出入り口が設けてあります。所謂『車寄せ』と言われている場所ですね。その先は、直径50メートルほどの巨大な円形上の建造物で、高さが50メートルほどあります。中は、高さ20メートルの吹き抜けになっており、巨大なシャンデリアがある大神殿のエントランス部分になっています。ドーム型の天井の上部は、直径20メートル、高さ15メートルの鐘楼が設置されています。

この円形の建物を中心に、左右対称に3階建ての建物が、敷地いっぱいに建てられています。ここの1階には、『光の神子』専用の執務室や、大神官様の執務室、大図書館や食堂、一般参拝者が使う『禊の間』などがあり、2階と3階は、神官さんの宿泊所になっています。確か東側を女性神官が、西側を男性神官が使っていたと思います。此処『光の大神殿』には、約500人ほどが生活しているので、部屋数も結構あるんですよ。一応一般参列者は、大図書館以外立ち入り禁止の区画でもあります。

円形のエントランスを進むと、中央に幅約5メートル高さ約6メートルの巨大な2枚扉。その両脇に、3メートル四方ほどの2枚扉が並ぶ『光の大聖堂』の入り口があります。真ん中の大扉は、光の神子である私と、私が許可した者しか利用する事は出来ません。光の大聖堂は、幅50メートル、奥行き120メートル、高さ15メートルの空間で、南側100メートルは、一般参拝席が並び、6段ある階段を上ると、神像が祀られている雛壇になっています。光の大聖堂の屋上部分には、光の神子わたし専用の空中庭園があります。年に4回(春分・夏至・秋分・冬至)の日に行われる『御霊初めの儀』と言う御来光を拝む神事の際は、一般の人でも立ち入ることが出来ます。

ここまでが、神殿の表の部分になっています。『光の大神殿』と呼ばれているのはここまでですね。

次からは大神殿の裏の部分、『光の神子の御座所』と呼ばれている部分です。

南側の建物から続くように、敷地いっぱいに建てられている2階建ての建物は、神殿騎士団が寝泊りしている建物ですね。此処は特筆する所はないので、これで終了です。

大聖堂を囲むように造られた回廊と、それを囲む大きな池。大聖堂の北側には、回廊から延びる橋を渡って、池の真ん中に直径15メートル、高さ10メートルほどの建物があります。この建物が、光の神子わたし専用の『禊の間』がある建物です。

大聖堂の東側、池を挟んだ反対側にある建物こそが、『光の神子の屋敷』と呼ばれる建物で、この先、私が済むことになる建物らしいです。ちなみに西側には大神官様の住む屋敷があり、北側には神殿騎士団の訓練施設があります。


建物の説明はここまでにして、話を戻しましょう。


仮眠を取ってから約2時間後、

「神子様。お起きになってください。」

何度か肩を叩かれた後、私は、数時間の仮眠から目を覚ましました。私を起こしに来たのは、神殿内で私の世話係に任命された女性神官さんです。

「…おはようございます?」

まだ半分寝ている私。今の私は、寝間着代わりに何時も着ている長袖Tシャツにスパッツと言う組み合わせ。私は、目をこすりながら、神官さんと押し問答します。

「神子様、そろそろ準備を始めませんと、初日の出に間に合わなくなりますよ。」

「初日の出?貴族おバカさんたちのおかげで、そんな元気ありません。パスで!それではおやすみなさい…。」

「神子様!寝ないでください!」

「なんで私が、朝一から神事に参加しないといけないんですか?」

「それは、あれだけの事をやらかしたんですよ。既にカラン中に『光の神子の顕現』が広がってしまっています。今日より5日間にわたり行われる『新年祝賀の儀』に、神子様が参加しなかったら、暴動が起きてしまいます。」

「暴動ですか?それは大変ですね。」

「大変なんですよ。だから神子様、お早く準備をしてください。」

「…まあ、いいでしょう。神事には参加しましょう。その代わり…」

「ありがとうございます。神子様のお言葉を、担当の者に伝えておきます。しかし、それを行うとすると、一部の貴族から反発があるでしょうね。」

「まあ、仕方のない事だとは思いますよ。でもこれからは、神殿の外ならともかく、神殿内は『私が法』です。独裁的にする予定はないですが、今までのような貴族優先みたいな考えは捨ててもらいます。最低限私の前では、貴族特権はないモノと思ってもらいます。」

「面白い事を仰いますね。『光の神子様の決定した事は、フレクシア様が決定した事と同義である』と言う言葉もあります。つまり神子様、あなたの言葉は、とても重たい事を理解しておいてください。」

「分かっています。だから話す内容は、いや、『神殿内での会話』は、気をつけないといけない訳です。」

「その事が解っていればいいです。ではまずこちらに着替えていただき、『禊の間』に行きましょう。」

私は、神官数人になされるがまま、純白のワンピースに着替えされられ、『禊の間』と言う部屋まで連行されていきます。名前からして、水の中に入らなくてはいけないようですね。…まあ、いいです。

禊の間には、直径10メートルほどの円形の泉があり、何処かで見た事のある彫像が6体、周りを囲んでいます。私はワンピースのまま、泉の中に入ります。真冬の早朝だというのに泉の水温は温かく、冷えた体をほどよく用温めてくれます。禊が終わると、コマンド1つで着替える事の出来る神子の衣装になります。

私はそのまま、朝食も食べずに初日の出を見るため、光の大神殿の屋上にある空中庭園に出ます。今から、年に4回(春分・夏至・秋分・冬至)の日に行われる『御霊初めの儀』と言う御来光を拝む神事が始まります。

今までは、神事に参加する者すら、貴族おバカさんたちが変な決まりをゴリ押ししていたみたいですが、今年からは違います。

私が屋上庭園に出ると、神殿関係者の方以外の姿がありません。やはりと言うか、何と言うか…。おバカさんたちは、何処まで行ってもおバカさんなんですね。

私が、神事が始まる前に伝えてほしいと頼んだことは、『光の神子の初勅』と言う轟々しい言葉とともに発布されています。


光の神子の初勅

1つ、今年度よりすべての神事には、身分の貴賤を問わずすべての者の参加を認める。

神事に参加する者は、大神殿側が指定する者以外は、全て本人出席の元、事前に行われる抽選によって決定する。抽選日については、神事の始まる1時間前~3時間前に行い、当選証書チケットの略奪、譲渡等の行為は一切認めない。

1つ、抽選会への妨害及び、当選証書チケット所持者に対し、危害を加えた者が1人でもいた場合、当該の神事について、大神殿側が指定すた者も含め、すべての者の参加を一切認めない。


現在この場には、神官以外の姿がありません。つまり、私が着芽は決まりの2つ目の項目に該当する行動をとった貴族おバカさんがいたという事です。たしか、神殿こちらが決めていた参加者リストの中には、国王様の名前もあったはずです。

まあいいです。

それよりも、神事を始めましょう。

「大神官様。」

「何でしょうか?神子様。」

「私、神事の作法なんて、何も知らないのですが。」

「その事ですか。神子様のお好きなようにしてくださっても結構ですよ。1000年前の光の神子様がなさっていた作法は、すでに遺失してしまっております。なので、今代の神子様が行った行動が、それぞれの神事の際の『光の神子の作法』になっていきます。」

「そうなんですか?では、勝手に、適当にやらせていただきます。

「自由にやってもらっても結構ですがね。

神子様。来年以降も、同じことをして頂くので、そのつもりでお願いしますね。」

さらっと、とんでもない事を言ってのける大神官様。

「来年以降も?」

「はい、1000年ぶりの『光の神子』様です。これから先のいろいろな神事には、当然参加していただきます。また、先ほど仮眠とお取りになった屋敷に、近いうちに引っ越していただきますので、そのつもりでいておいてください。」

「…まあいいです。解りますた。引っ越しの件も了承しました。

とりあえず、『御霊初めの儀』とやらをはじめましょう。」

どうも私は、周りに流される傾向があるみたいですね。自分の事なのに初めて知りました。

こうして私は、『光の神子』として、新たな生活に突入していく事になりました。

これからどうなる事やら…。

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