座談会 1
ダニエル
『寝かせたわよ。』
「ご苦労。」
それくらいで倒れるなよ。
「あんな奴が相棒だぜ?大丈夫か?」
『驚きましたが、大丈夫です。それにあちらも慣れてくれるはずです。』
「随分自信があるんだな。」
『さぁ。解釈の仕方はお任せします。』
楽しそうに笑いやがって。
「...で、どこまで話したんだ?」
『私が、人間じゃないと言うところまでです。』
「あ?」
そこだけ?
『それだけよ、それだけで、倒れなくても...ねぇ。』
まだいってなかったのか。
「...呆れた。そんなんでよく副部長なんかやっていたな。」
『どうするのよ、魔族って教えたら、死んじゃうかもよ??』
「いっそ、追い出すか。」
『ダメ!』『いけません。』
「えー。そしたら、少しは反省するかなって。」
『何の反省よ!』
『...ちょっと、エルの様子を見てきます。』
『まだ、起きてないと思うけど。』
『そうですか...。』
あ、そうそう。
「エル起きたら俺も行く。」
『なんで?』
「招待状の件をちょっとな。」
『招待状?』
「あ、いや...。なんでもない。」
『あやしいですね...。好きなコできたとか。』
「残念。いないさ。そういうジュリは好きな奴いねぇの??」
『いませんね。』
『好きなタイプは?』
『うーん。とにかく、ちっちゃいコが好きですね。』
わかった。
「ロリコンか!」
『はぁ?』
「一万歳越えてて子供が好きなのか。...ジュリと縁切りたい。」
『違います。』




