ティーパーティー 6
アリエル
んな!?
「あ、相棒さんでいらっしゃっでまつられたんですか?」
『言語が変よ』
おいおいおい。
「だ、だだだだって...。」
唐突すぎるっての
『アハハ、ダンらしいよ。』
「ちょっ、笑い事じゃないですよ」
全く...
『敬語禁止』
あ?
「はい?」
『仕事で敬語使ってたらアタマ痛くなったくるよ。私も敬語とるからさ。』
確かに。仕える相手も相手なのだから。
『いいわよ、男言葉でも平気よ?彼。』
『そうそう、そんなことにも気が捕らわれないくらい忙しくなるんだから』
「ふたつ、きいていい?」
『なんだい?』
「ひとつは、何年ダンのそばで働いてるの??」
『あー...。何年だろ。』
『“何年”じゃないでしょ、もう何十年もでしょ?』
あ!?
「おい、ダンはまだ17だぞ。なんで何十年も働いてるんだ??」
『あー、それは私がダンの祖父の代から支えてるんだ』
へー、って
「おい!」
『どうした?』
「おかしいだろ!」
『なんでだい?』
「あのくそ長生きした、ダンの祖父でさえ亡くなってるんだぞ!」
年がおかしいぞ!
「何歳なんだ!」
『1万3千歳』
「1万3千歳かー、それなら仕方な...嘘だろ」
おい。
人間の寿命長くて200歳だぞ。
「人間じゃねぇじゃねーか!」
『よくわかったね。』
は?
『ジュリオは人間じゃないわよ。魔族よ。』
意識が遠のいだ。




