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ティーパーティー 5
レティシア
「そうなの。年が大分離れてるけど。言い忘れてたわ。」
結構馬鹿な遊びばかりやって、お父様におこられたっけ。
懐かしいわー。
『レティ、アリエルさんに伝えた??』
「へ??」
『エルでいいですよ。』
「...あそうそう。エル、これダンから。」
『何??』
“辞令
アリエル・シュガール殿
本日より、王家の兵として貢献しなさい。”
『嘘だろ。』
「これ。読んだら渡せって。」
“エルへ
ガンバ。負けるな。
追伸:俺の世話役も兼ねてるからな。
あと、ジュリオがお前の相棒だかんな、仲良くしとけよ。
ダニエル”
『ちょっ、...軽すぎない??てか、世話も兼ねてるって何やらす気だ??』
「全く...。たぶん自分の都合のいいように変えたわね。」
『こえー。』
『とりあえず、よろしくお願いし...『ダンの近くにいる仕事、辛くないですか??』はい?』
『いや...。どんな仕事なんだろうって。』
「(コソッ)大丈夫、思ってるほど辛くないわ。」
さすがにジュリオはそこまで言えないでしょ。




