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第8話「パーティ編成はむずかしい」

う〜ん、パーティオーダーどうしようかな〜。

5ターン制って言ってたなあ。


先鋒

次鋒

中堅

副将

大将


まあ、大将は勇者様と言う事で〜。

まあ、予想を覆す感じで、副将にハーフドラゴン、かなあ。

ハーフドラゴンって、取り決め上どうだったかな。

野良ハーフドラゴンなら取り決めに抵触しないかな?

中堅はガチバトル肉弾戦を想定して、ゴブリン的な……。

あれ? ゴブリンは魔族属性になるのかな?

ゴブリンダメだったら、体育会系筋肉モリモリ系闘士で探すかあ〜。

でもこいつら脳筋だし。でも脳筋のが扱いやすいか。

次鋒は、弓? 剣? うーん。弓だとエリフか。エルフねえ〜。あいつら、どっちにもつく中立派だからなあ。

あ、でも『引き分け』に持ってくのなら、エルフありですね〜。

じゃあ、先鋒は剣士で! でもなあ、刀で切る派と剣でぶち壊す派の2つの流れがあるからなあ〜。打診後調整、かなあ。

じゃじゃーん!

決定!


先鋒=剣士

次鋒=弓エルフ

中堅=筋肉モリモリ闘士

副将=ハーフドラゴン*要空中戦の確認

大将=勇者様


ユニ「勇者様、こんな感じです〜。」

勇者「う〜ん、どれどれ〜?」ハナホジ〜。

わくわく、ドキドキ。

勇者「今回魔法使いいないの〜?」

ユニ「え?」

勇者「魔法使い。いた方がいいけどなあ〜。」

ユニ「は、はあ。わかりました。魔法使い、調整したいと思います。」

勇者「あとヒーラーも。ケガしたら痛いし。」

ユニ「はあ、ヒーラーも考慮します。」

勇者「よろしくね〜。」

そう言って、勇者は部屋を出ていった。

はぁ〜。魔法使い。

面倒。

雇用条件うるさいし、単価高いから面倒なのに。

ヒーラーね。

ヒーラーは戦闘に参加しないし、上限人数20名までだからそれは問題ないけど。

戦闘に参加しないから5ターン制に影響受けないけど、こいつ魔法使いに次ぐ高給取りなのよね〜。

下手すりゃ『魔法使い用』と『ヒーラー用』の個室用意しなきゃいけないし。

レンタル個室も高いし。

うーん。予算オーバーだわ、これ。

ま、いいか。

まだ打診状態だし〜。


カキカキ。

側近ユニがブツブツ言いながら書類をまとめていると、外から勇者の

『出待ち入り待ち追っかけ三姉妹』の黄色い声が聞こえてくる。

出待ち「きゃー素敵〜!」

入り待ち「勇者様最高〜!」

追っかけ「私を見て〜!」

勇者「ふん! ふん! ふん!」


はぁ〜。

いやいやいや。

いいのいいの。

とにかく引き分けに持ち込んで、早く後釜みつけて私は引退するのよ!

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