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1-12 順調?
シーラがパートナーとなり、毎日露店を出した。
冷たくて美味しい水はコンスタントに売れる、また、お湯は、お昼近くや夕方近くなると鍋をもった女性タチで露店の前に列をなした。
1月ほど経つと、自動販売機に変化が現れた。
黄色いボタンが新しくついた。
ボタンには、「スープ」と書いてあった。
コップを置き、銅貨1枚を入れ黄色いボタンを押したが、何も出てこなかった。もう1枚銅貨を入れてボタンを押すと、黄色い液体がコップの注がれた。
美味しい匂いがコップから出ている。
匂いはあれである。
一口飲んでみる。
「美味しい。コーンポタージュだ。」
僕をみていたシーラも
「私も味見したい。」
と言って、僕の持っていたコップをひったくり一口飲んだ。
「美味しいにゃ。初めて飲むにゃ。」
「コーンポタージュっていうんだよ。」
「そうにゃ。これも売れるにゃ。」
ということで、今後は、冷たい水とお湯、それにスープを売ることにした。
スープは、銅貨3枚で売ることにした。
これも売れに売れた。
そして2週間が経過した。




