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マナ

「実は以前から活動限界が24時間であることに悩んでいました。その時ふとこの緑色の光を取り込めたら電力の変わりにならないかと疑問を抱きました。そして実験の結果、一回の再吸収で身体能力が30%も上昇しエネルギー問題も解決致しました。」


「凄いね!それってどうやって取り込むの?」


「私の場合は電源が停止したときでした。活動停止をした時すなわち人間でいう死を迎えた時だと予測されます。電源を切ると少しづつマナが抜けていくのですが活動が始まるとマナの再吸収が始まりました。しかも以前よりもより多くのマナを取り込んでいたのです。あと体内のマナがより枯渇して0に近い状態である方が効果が高いようです。」


「強くはなりたいけど人間は一度死を迎えるとそれで終わりだからね。その方法は駄目かな・・・」


「マスター、実際に死なずともマナを取り込む方法があります!これはあくまで仮説ですが仮死状態になればいいのです。」


仮死状態?安全に死に近い状態であればいいけどリスクがあるならやはりこの方法はできない。


「私がマスター達の身体状況を把握し安全に仮死状態へと導きますので安心して召されて下さい。」


いやいやその言い方は1歩間違えると犯罪者だからね!分かってる?ミナさん!


「えぇ分かっています。私に任せていただければ苦しまずにあの世の旅へとご案内する事もできます。」


あれ?もしかして考えていることを読まれた?いつのまにそんな力を身につけたんだ!


「それは昨日の再吸収時に習得しました。生命体が放出する微量のマナの意思を感じ取ることができるようです。」


なんだかとても優秀になったミナさんだが、もしかして一番のお荷物は俺なのか!


「それって今実行したとして、どのくらいで復活できるの?」


「マナの許容量や吸収速度に個人差があると思われますので予測値を今お伝えすることはできません。データが揃えば話は別ですが私の場合は停止後私自身の最大負荷30%のマナを放出したところで再び電源を入れ3時間15分でマナが満たされました。身体能力の底上げという意味では今の所この方法が一番有効な手段であると思われます。」


「ありがとう。今は外で周囲に魔物が潜んでいるかもしれないし、安全な場所で頼むと思うからそのとき頼むよ。」


「了解しました、マイマスター。いつでもおっしゃってください。」

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