加護
ミナの案内で次々とキラーラビットを刈っていく。50羽は刈っただろうか？だが討伐部位である角は13本であった。そう僕の倒したキラーラビットは全て爆発して跡形も残らなかったのだ。最初はいのりもそのうちに手加減できるようになると思っていたらしく気にも止めていなかったのだが、槍を持つ指が1本づつ離れ最後に親指と人差し指で槍を支えただけの突きで爆発したのを見て諦めたらしい。僕1人だと討伐部位で証明できないから行き倒れだけど、いのりという紐がいて助かった・・・ってちがーーーう！！！そんなふうに1人コントをしているとミナが話し出した。
「どうやらマスターは人間をやめてしまったようですね。その証拠に種族が変化しています。」
えっ？俺まだ人間だよ？まだ捨ててないと思うよ？そんなことを考えているとミナがホログラムでステータスを表示させ俺に見るように促す。
「マスター、これを見て下さい。これでも人間をやめてないと言い切れますか？」
氏名：八神天斗
年齢：21歳
種族：神の使徒見習い
性別：男
レベル：Lv1（13580/1000000）
HP：B 620/674
MP：D 420/420
力：D 627(418)
体力：B 939(626)
魔力：E 435(290)
魔力耐性：D 630(420)
魔法適正：火E(F) 水C+(D+) 風C+(D+) 土E(F) 光E(F) 闇E(F) 無E(F)
知力：A 1118(745)
敏捷性：D 642(428)
器用さ：A 1170(780)
運：E 492(328)
スキル：カスタマイズLv10
Exスキル：なし
ユニークスキル：なし
職業：プログラマーLv10
加護：エリス神の加護
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スキル
カスタマイズLv10：任意で適正値をG～SSSに変更できる。また異空間倉庫にインベントリーすることにより任意で装備を変更できる。尚、異空間倉庫の容量はスキルレベルにより変化する。
加護
エリス神の加護：能力値を50％上昇させ全属性の魔法適正を+1上昇させる。
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ミナが見せてくれた結果はギルドで見せてもらった鑑定の上位版でさらに詳しい数値まで表示され俺の種族が神の使徒見習いに変化していた。
「ちなみにいのり様のステータスはこうなっています。」
氏名：姫野いのり
年齢：21歳
種族：ヒューマン++
性別：女
レベル：Lｖ7（382/3200）
HP：E 348/352
MP：B 680/680
力：E 296
体力：D 388
魔力：A 762
魔力耐性：B 580
魔法適正：火C 水C 風C 土D 光A 闇F 無F
知力：C 546
敏捷性：C 572
器用さ：D 380
運：B 650
スキル：使役Lv3
Exスキル：なし
ユニークスキル：なし
職業：社長令嬢Lv3
加護：-
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スキル
使役Lv3：あらゆるG～Eランクの生物を1体使役できる。
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「マスターそう気を落とさないでください。世界で初めてマスターが進化を遂げただけで直にお仲間ができますのでご安心ください。」
ミナの説明によれば神の使徒になると強制的にLv1になるが、それまでの能力は維持されるらしい。ミナの意味深な発言は気になったが討伐クエストはクリアできたのでカスタマイズで適正をSSSに全て変更しそのまま狩りを続け薄暗くなり始めたので僕たちは街へと帰った。
