幸せのバイオリン
私はバイオリンが好きだ。
初めは貴族の嗜みとして始めたことだけれど、今では弾くのも聴くのも大好きになった。
自分では一生懸命頑張っているつもりなのに、周りの人にはそうは映らないみたいで今朝もおばあさまからお叱りを受けてしまう。
そのことが悔しくて、誰にも聴かれないところで練習しようと思い、いつもの場所に来たら……。
――彼との時間はその日から始まった。
全7話
※一部、少しだけ音に対する表現を修正しました。
初めは貴族の嗜みとして始めたことだけれど、今では弾くのも聴くのも大好きになった。
自分では一生懸命頑張っているつもりなのに、周りの人にはそうは映らないみたいで今朝もおばあさまからお叱りを受けてしまう。
そのことが悔しくて、誰にも聴かれないところで練習しようと思い、いつもの場所に来たら……。
――彼との時間はその日から始まった。
全7話
※一部、少しだけ音に対する表現を修正しました。