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図書館の番人  作者: トリブレイシオ
第三章 森の異変と魔物
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閑話 反骨精神

本日二話目の投稿となります。

一話目を見てからこちらをご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

 う~。

 お、おひさまが足りないよ~。

 水はもういいからおひさまがほしいよ~。


 真っ暗な洞窟の中で水責めはいや~。


「あらあら、どうしたのかしら?

 お水が飲みたいって言っていたからせっかく水を出してあげたのに不満そうですけれど」

「がぼぼぼぼ」


 な、なんでこんないじわるするの~!


「それは貴女が水を飲みに行ってくるといって逃げ出そうとしたからですよ、アル。

 ふふふっ」


 はう!

 な、なんでばれちゃったの~!

「ち、ちょっとお水飲みに行ってくるの~」

 って言っただけなのに~。

 あと、にっこりと笑ってる笑顔が怖い~。


「本当は一時間ぐらいのお説教で済ませてあげようと思っていたけれど、逃げ出そうとするよな悪い子には罰として、この洞窟の中で二日間謹慎が必要ね。

 それから、今後一月ぐらいはこの付近ですごしなさい。

 決して遠出をしてはいけませんよ、いいですね?」

「ごぼぼぼぼ」

「よろしい。

 それでは、私は相談に行かなくてはなりませんから、ここでしばらく反省していなさい」


 えっ、まって~。

 この水の檻といていってよ~。


「あぁ、そうそう。

 これは謹慎中はとけませんからね。

 それでは」

「がぼ、がぼぼぼぼ!!(えっ、え~!!)

 ごぼ、ごぼぼぼぼ!!(た、助けて~!!)」







 お、おひさま~!!

 はう~、ぽかぽか~。

 zZZ。


 むぅ、おねえちゃ、ひどいの~。

 こうなったらアルにも考えがあるもん。

 言いつけを無視して遊びに行くの~!

 おねえちゃは多分しばらく来ないからばれないの~!

 アルは悪い子だもん!

 だからお約束を破ってもいいんだもん!


 よてよて


 よてよて


 ……。


 ち、ちょっとお昼寝をしてからにするの~。







 ムムッ!

 誰かが森を傷つけてるの~!!

 木さんからえすお~えすが来てるの~。

 葉っぱを目につけて現場へきゅ~こ~だ~。




 ああっ!!

 木をいっぱい倒しちゃってるの!

 あのいのししさんはいけないんだ~!

 しげんはむだにしちゃいけないんだよ~!

 いけない子はねむっちゃえ~。


 ふふん!


 おとなしくなったの~。

 あ、あれれ~?

 人さんが倒れてるの~。


 またおねえちゃに怒られちゃうのはや~。

 お約束だからかかわっちゃいけないの~!


 ……。

 で、でも、アルは悪い子だもん!

 だから助けてあげるの~!

 う~ん、どうやってはこぼ~かな~。


 木さん、木さん!!

 連れていって~!

ムムッ!

アル、早速の再登場!


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