登場人物紹介(第一章)
第一章の登場人物紹介です。
軽く流し読みでもいいので読んでみてください。
『実際に登場した人たち』
ウィル=スワンソン
主人公の少年。
現在は十歳。
前世の記憶を途切れ途切れながらも持つ影響で他の同世代の子よりは大人な感性を持つものの、体に引っ張られているせいか、どこか子どもっぽい面も。
職業は狙撃手と図書館の番人という二つのクラスを持っている。
この章では精霊からある物を貰うが……。
神官さん
ウィルに祝福の儀式を執り行ってくれた神官。
儀式の説明なども丁寧にしてくれた。
ちなみに女性。
アラン=スワンソン
ウィルの父親。
アリンガム家に仕える従士の一人であり、その能力は今のところ明らかではないものの、百キロを余裕で超える猪を持つことができるほどの力を持っている。
息子の有能さを誇りに思う反面、少し心配もしている。
リズ=スワンソン
ウィルの母親。
二児の母親で息子たちや夫を影から支えるよき妻であり母親。
アンドリュー=アリンガム
ウィルの住む村の領主。
一応貴族の爵位を持つ家柄ではあるが、本人は特には気にしておらず、平民に対しても平等に接する。
娘のクレアをとても可愛がっているため、本人がいつか旅に出ると言い出すときに反対したいものの、折れることはないだろうから、せめて気持ちよく送り出してあげたいと考えている。
アランとは子どもの頃からの幼馴染。
クレア=アリンガム
ウィルの幼馴染で金髪の活発で可愛らしい女の子。
貴族の娘ではあるが、親と同じく特にそんなことは気にしていない。
ウィルいわく最近反抗期らしい。
ちなみに誕生日はウィルの十日後。
ソフィー=ペリシエ
ウィルの幼馴染で黒髪の大人しめな女の子。
アリンガム家に使えるペリシエ家の娘であり、最近は調合なんかをよくやっている。
ウィルいわく聞き上手らしい。
ちなみに誕生日はウィルの二十日後。
コレット=アリンガム
クレアの祖母にしてウィルの調合などの師匠。
腕前はかなりの物で昔はかなり有名な調合師の一人だったのだが、結婚を気に引退して、今は村の中で小さな薬屋さんを営んでいる。
『文章中にのみ出てきた人たち』
トンマーゾ=ダクイーノ
この村に教会を建てた人物であり、この村の建設にも手を貸した教会の人間の中でもかなり名の売れている人物。
教会のトップにつかないかという話もあったが、民を救うのが我が役目だとして断り、各地を回って民を助けていた。
そのため、いくつかの称号を得ている。
各地をまわり、最終的には当時できたばかりであった、このアリンガム領の村の建設に携わり、ここで骨を埋めている。
ブラッドリー
子どもの読む昔話に出てくる勇者の一人。
正義感に満ち溢れた青年で、当時の国王からもいろいろと勲章を与えるという話が多数出ていたがすべて跳ね除け、姿をくらましたとされている。
アルマン=ペリシエ
ソフィーの父親であり、村の経理など財政面を主に担当する従士の一人。
娘をとても可愛がっていて、ウィルにも「娘を泣かしたら……」などと脅しをかけていたりもする。
ラウル=スワンソン
ウィルの兄。
現在は立派な従士になるための技能を身につけるため王都で従軍している。
年に何度かは手紙を送ってきている模様。
バルブロ
スワンソン家の食卓に並ぶ野菜を育てていたおばさん。
気前はいいようだ。
ウィルに弓を与えた者
正体は不明ではあるが、ウィルのポテンシャルを見抜く程度の目はある。
また、かなり高いレベルの聖剣を持っていたことから、本人の実力もかなりの物?
トゥーリア
エルフの女性冒険者。
エルフの子どもたちが読むお話の一つ、『冒険家トゥーリアの日記帳』のもとになった人物であり、エルフ界では伝説の人とされている。
ニーセ
エルフの作家。
その多彩な表現力と、長いこと生きていることによるその豊富な知識からいくつ物素晴らしい作品を生み出している。
エルフの中で有名な本の半分近くはこの人が書いたもの。
次の話も本編ではありません。