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詩紋  作者: 目リング
2/4

タラコ洗顔

常に尋常なものが尋常だと思ってはいけない―

さぁ…さあ…


とある有名な彼の顔に


たくさんの折り目を


「紙ひこうき」



有名な人


しかし私はそのとある有名な彼が


どれほどのみんなが言う「すごい人」で


何故有名なのかよく分からない


私が見る有名な彼はただの紙で


歴史で有名な彼は紙の値段となっていた


彼を求めて汗を流して働いたり


彼を求めて血を流して争そったり


でもね


私はとある有名な彼が


どれほどすごい人であるのか


分からない


だから


有名な彼の顔にたくさんの折り目をつけて


「紙ひこうき」


にしてとばしてみた


もしできることならば


とある有名な彼を


「紙ひこうき」


にして


世界から逃がしてあげることができたらいいのに


きっと世界もとある有名な彼も自由になれる


「お札の紙ひこうき」



目目目目目目目目目目目目



【可哀相】


可哀相

あなたは何を基準に発言した


可哀相

都合のいい言葉だ


可哀相

一言であなたは第三者目線


可哀相

見下すな


可哀相


だったら手をのばせ


精一杯手を伸ばせ


「   」に手を差し出せ


可哀相

そんなの誰も聞いてくれてはいない

「   」は聞いてくれてはいない



目目目目目目目目目目目目



【五体】


俺は手はまったく使わない


パズルのようにボロボロもろく腐り果てた手


あ〜あ


どうやら俺の手の存在価値はないらしい



そのうえ


俺は足はまったく使わない


植物のようにズルズル根を張った足


あ〜あ


どうやら俺は足まで存在価値はないらしい


あ〜あ


価値のない俺の手でも


他人を抱きしめてあげればよかった


あ〜あ


価値のない俺の足でも


泣いている人の所まで走っていけばよかった


あ〜あ


パズルのピースが1つたりないし


でも足動かないからそこまでいけない


あ〜あ


植物の根っこが外れないし


でも手がないからそれを取り除けない


あ〜あ


あ〜あ


………


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