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【分かたれた道の先で──分岐ルートご案内】
ここからは、『拐われたお姫様ですが、勇者ではなく魔王様を好きになりました』の分岐ルートとなります。
アリシアがもし別の選択をしていたなら──という「もうひとつの物語」を描いていきます。
最初に描かれるのは、婚約者として名を連ねていたゼノ=グラナートとの関わり。
王国屈指の名門グラナート家の嫡子にして、誰よりも彼女を見つめ続けた青年との物語です。
このルートでは、これまでとは異なり、
物語はアリシアだけでなく、彼女の周囲にいる人々の視点からも語られます。
彼女の歩む道を、別の角度から見つめることになるかもしれません。
また、舞台や出来事の背景も、正規ルートとは一部異なる構成となっております。
これはあくまで、「もうひとつの可能性」として描かれるifルートです。
正史とは異なる展開であることを、あらかじめご了承ください。
それでは──
ここから始まる、新たな選択の物語を、お楽しみいただけましたら幸いです。




