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とある日に
―ポチポチ―
今日もタブレットを手慣れた手つきで操作する少年。
ふと目に留まった『ダンジョン攻略』の文字に引き寄せられて内容を見てみる。
そこには未開のダンジョンが一覧で載っていた。
(たまにはダンジョン攻略も楽しそうだな)
ふと湧いた感情をよそに今日も依頼の検索に余念がない。
目ぼしい依頼もなく途方に暮れていたころ、
「ねぇ」
少女に声をかけられてふいに目を上げる少年。
「今日の服どう?」
突然の問いに一瞬固まるがすかさず返す。
「今日も似合ってるよ」
何気ない会話だ。
その中にもふとした時のこういう会話は楽しいものだ。
そうこの迷宮では一人で攻略や依頼の達成などをこなす者も少なくない。
孤児院で知り合ってきてからこれまで何度助けられてきただろうか?
そうした積み重ねの中でいろいろあったが同時に得難いものも沢山できた。
その結晶がこの会話の中に凝縮されていると思うと嬉しいものだと少年は考えていた。
ペアを解消するなどと考えたこともなかった。
このまま仲良くできたら良いなと思いつつ今日も眠りにつく。
(できるなら恋人にでもなりたいもんだな)
少年は思う将来を誓うなら今のペアの少女以外にいないと。




