俺ギャグ 第三話
「まずは様子見といくか。さあ、ジョセフィーヌ。お前のギャグを見せてみろ。」
「くそっ、舐められたものだな…まあいい。聞いて驚け!!」
そう言ってジョセフィーヌは大きく息を吸い込む。
「これが拙者のギャグセンスだ!!!」
猫が寝込んだっっ!!!!
「っ………!!!」
「どうした?面白すぎて言葉も出ないか?」
渾身のギャグを披露し、満足げな表情を浮かべるジョセフィーヌ。しかし、返ってきた反応は彼が想像していたものとは正反対のものであった。
「ふはははははは!!」
「そうかそうか。そんなに面白いか?」
「ああ、面白い。面白すぎる。実に滑稽だ!!」
「滑稽だと!?拙者のことを馬鹿にしているのか?!」
「全く。お前は最高だぞ。ジョセフィーヌ!流石は私が見込んだだけのことはある!」
ジョセフィーヌの問いかけが聞こえていないかのように、不敵な笑みを浮かべるショウモ・ナイン。
「おい!何なんだよ!何とか言ってみろよ!」
「やはりお前は、こちらに来なければならない!」
そう言いながら、ショウモ・ナインは不思議な光を放つ。
「私の世界に招待してやる! はぁぁ!」
ショウモ・ナインの光がジョセフィーヌに向かって飛ぶ。
「うわぁぁぁぁぁ!!」
ジョセフィーヌが叫んだと同時に、公園から彼らの姿は消えていた。