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俺ギャグ 第一話
よく晴れたある日、
なんの代わり映えもしない町で自堕落な生活を送っていた者がいた。彼の名を「ジョセフィーヌ」という。
これは、彼の人生に待ち受けるほんの少しだけしょうもない、されど、どこか笑えるような物語である。
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「はあ、今日も暇だな。」
そういってジョセフィーヌはおもむろに
テレビを付ける。
「まだ12時半か·······」
「たまには、外でも歩いてみるか。」
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「うう、眩しい···!」
何日ぶりかも分からない外の世界で、目眩を感じる彼であったが、いつもの公園へ足を進める。
「まったく、拙者が外に出るたびに熱暑くなっている気がするぞ。」
そんなことを言いながら歩き続けていると、ようやく公園が見えてきた。
「ようやく水が飲めるぞ!」
彼が走り始めようとしたその時、
「ドカーン!」
「な、なんだ!」
彼のすぐそばで爆発音がしたのだ。
「ん?何かいる?」
彼が覗き込もうとすると、
「私は、ショウモナインだ!」
天使の輪のようなものを頭にのせた何かが話しかけてきたのだ!