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プロローグ
LANCO
オマエと会ったあの夜を、ボクはいつまでも忘れないよ。
そう、まさに目蓋に焼き付いているようにしっかりと覚えているんだ。
LANCO
あれは、きっとめぐり合わせだったんだ。
そう、神様がめぐり合わせたんだよ ボクたちを。
ボクは、この世にある美しいモノをオマエに伝えるために、オマエは、この世にある不必要なモノを見ているボクに、目を瞑って想像することを教えてくれるために。
そう、そうなんだ。
ボクにとって、オマエは、見えなくても前に進んでいく勇気と優しさを教えてくれたんだ。
Blind LANCO