表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/93

So long! さようなら! 47

47.



 この一ヶ月余り、歩くん繋がりで頻繁に会ってはいるが

緩々(ゆるゆる)な付き合いに終始している。


 もうすぐ順子の元夫、渡邉孝則への遥達の仕掛けが始まる。

 まぁ、自分も少しだが弁護士の立場からいっちょかみして

いるのだが。


 良い結果が出ても、悪い結果が出ても俺には関係ない。


 会う程に見た目の美しさはモチロンのこと、その言動、物事の

捉え方、やさしさ、母性、どれを取っても全力で手に

入れたいと思うようになっていた。


 一生に何度も出会えるような女性ではない。

 元旦那の検証の結果が出る前に、南山は正式な交際を申し込むことにした。


 金曜の夜、順子を食事に誘った。


 ホテル内にあるレストランに現れた順子は今まで会ったうちのどの時

よりも一番素敵にドレスupしての登場だった。


 内面を知る南山には周りの誰よりも数倍美しく輝いて見えた。


             ・・・



『こんばんは』



「こんばんは、今日は招待を受けていただいてありがとう

ございます」



『こちらこそ、お招きいただいてありがとうございます』



 南山は本題を持ち出すのは最後、と決めていた。


 それまでの時間をふたりの楽しいだけの時間にしたかったから。

 順子には家に帰ってからいっぱい悩んで貰うことにしよう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ