So long! さようなら! 34-2
34-2.
最近元夫が離婚したらしい。
聞く所によると、若い奥さんの言い成りで随分と尽くして来たらしいけれど
前妻に好きな男性が出来て、ぶっちゃけ捨てられた形? かな。
本人は自分の方から離婚を言い渡したとか言ってるけどどーだろう。
元夫との間に子供が出来なかったことも他所の男に走った原因のひとつ
かもしれない。
ただの私の推測に過ぎないのかもしれないが。
私から元夫を奪っておいて、今更他所の男って、よくやるわって思う。
そして元夫も信じられない行動に出ているのだ。
離婚後半年も経たない内にメールで私と接触。
とにかく私への謝罪の嵐だった。
ものすごく戸惑った。
離婚時、あれだけ私に暴言の限りを尽くした同じ人物とは
思えない言動に。
あの日の暴言、形相がフラッシュバックする。
そして、私の心臓の動きは怪しくなる。
無理、絶対ムリ。
もう連絡しないで、と何度となく断って来た。
それでも、元夫は同じような内容のメールを送って来る。
過去の自分はどうかしていた。
これから自分がたくさん傷付けて来た私に償いをさせてほしいと言う。
今更償いなんて何の意味があるのだろう。
私はもう今更な償い等いらない、もう放っておいてほしいそっとしといて
・・・と、メールで返した。