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So long! さようなら! 3

3.



 私は目の前で許しを請う夫の言葉になんだか3流ドラマを

見ているような気持ちになった。


 しかしなぁ~ 私が大事なら2年もの不倫はないよねぇ~。

 なーんで離婚したくないのだろう。


 不思議。


 だけどまだ子供達が小さいので女ときっぱり別れるのなら

子供達がせめて高校を卒業するまでは夫婦の体裁をとって

いてもよいかな、とも考えた。



 よくもまぁ、私ともばれるまで何知らぬ顔で仲良く

しておいて、他所の女と良いことができるなんて汚らわしく

思うのは致し方のないことだろう。



 今後夫婦の営みは遠慮させてもらおう。


 怒りもせず、泣きもせず、嫉妬もしない、そんな私に

夫は何思うのだろう。


 すぐにそれは判った。


 許されていると勘違い野郎は、いつものように週末

私の布団の中に入って来ようとしたのだ。


 

 『あっ、待って!勘違いしないで。


 夫でいる事は許したけど仲良しすることは別よ。

 私、あなたとはSEXしない。


 そうでしょ?

 いくら何でもそれはないわよ。

 これ常識。



 他所の女を抱いた旦那と快くSEX出来る妻が世の中にどれだ

けいるかしら。


 どこかにそんな統計とってるサイトでもあればいいのにね。

 中には出来る女性もいるでしょうけど私は無理だから。


 後何年かして気持ちが変われば出来るかもね。

 それまで、お待ちくださぁ~い!!』



 夫は、悪かったごめんと言い、スゴスゴと自分の布団に

戻って行った。




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