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So long! さようなら! 23

23.



 ざっくばらんにこんな会話を交わしたのは元夫の交通事故

から数か月後のことだったと思う。


 元夫の今回の諸々ゴタゴタのことも彼には話していない。


 その元夫のゴタゴタが収束して漸く精神的にひと段落ついた頃

大山からプロポーズを受けた。



 それは8月に入った盛夏の頃、久し振りにカラッとした天気で

涼しい風が珍しく吹いた真夏の夕暮れ時だった。


 私達が出先での仕事を終え、ホテルのラウンジで軽く食事を摂って

いる時のことだった。



 「君という人を知れば知るほどやっぱり結婚して、年老いて

死ぬまで自分の側にいてほしいという気持ちが強くなるばか

りなんだ。


 今まで女性といてこんな気持ちになったことはないから、自分でも

不思議な感情で驚いているよ。


 まぁそういった穏やかな求める気持ちと、たまらなく恋しい気持ちが

この頃では交錯するようになってきてね。

 玉砕覚悟でどうしてもプロポーズしたくなった。 


 驚いた? 」



 『はい、一度良い返事をお返し出来てないので、まさか正式な

交際の申し込みを飛ばしてプロポーズしていただくなんて

かなり驚いています。


 でもすごくうれしいです、ありがとうございます。


 出来るならあなたの胸に飛込みたい、そういう気持ちが

ないわけではありませんがやはり仕事を捨てることは出来ないので

必然的にプロポーズをお受け出来ないことになります。


 身に余る申し出をお断りするのは心苦しいのですがすみません』





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