表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
独白  作者: 黒
99/100

99.消失

私が消えたら君は

心を痛めてくれるだろうか

狂ってしまったら君は

それを嘆いてくれるだろうか


私の奥底の闇を

君に負わせてごめん

忘れてくれていいからね


もし私が消えたら

数秒だけ悲しんでくれる?

そしてそのあとは

私のことなど

直ぐに忘れてくれる?


それだけで私はきっと

幸せだったと言えるから


私が消えたことを

君に届けるすべはない

だからひっそりと

電子の海に溺れて沈む


最近見ないなとさえ

思わなくていいからね


深く深く

心の底まで

君に預けてしまってごめん


もしそれが重荷になるなら

遠慮なく捨ててくれる?

今更それで壊れることもないから


私がもしいなくなっても

どうか君は

どうか……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ