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独白  作者: 黒
94/100

94.領域

嗚呼こういうことか

煩わしいと言った君の

気持ちが少し分かった気がした


今の君の

不可侵領域は何処だろう

今の僕の

君への想いはきっと

そこに触れてしまうんだろう


自覚はあるんだ

思いの種類がズレていること

それでも君は笑ってくれたから

甘えてしまったのは僕

自覚はあるんだ

だから少しずつ僕も

修正していきたいとは思うから


でもごめんね

離れるつもりはないんだ

こんな僕でも

何かの役にたつかもしれない


差し当たり今は

友達と言って貰えるように

きちんと友達だと言えるように


だって僕は君を

とても好ましく思っているから

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