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独白  作者: 黒
75/100

75.苦悩

感情の波が

心を揺らす

自分が趣味として

表に出している話をされると

何故だかとても、苦しくなる


褒められるのは他の誰か

僕とは違って得意な誰か

見向きもされない僕は

それをしてると知られてるのに

話題にすらのぼらないから


ああ、僕は

認めて欲しいと

思ってたわけじゃない

褒めて欲しいわけじゃない


その筈なのに


どうせ僕なんか

そこらの砂利よりありふれた……

取るに足りないほどにしか

それらをこなせやしないから



ほら、また闇が広がる

僕を覆っていく

もう、やめた方がいいのかな

得意な誰かがいる趣味を

見向きもされない好きな事を


こんなにも苦しいのなら

投げ出してもう辞めてしまえば

もう

苦しむことは無いし

他の誰かを

もっと素直に褒められる


認められない自分を

いちいち慰めることも無い

辞めてしまえば

楽に、なれる



ああ、そうか

僕はまたこうやって



心の拠り所というものを


喪うことになるのか



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