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独白  作者: 黒
28/100

28.祈り

自由を愛した心は

雁字搦めに縛られ

鎖は幾重にも

この身を巡り

終ぞ動けなく成り果てた


自由を愛した翼は

空想そらで遊ぶことを捨て

幾度も折り畳まれて

力をうしな

黒く黒く染まっていく


貴方を愛した事が私の罪

故に私は囚われた

永久とも感じる時の中で

いつしか

心は暗くくらく沈んで行く


いっそこの瞳を捨てましょう

もう何も見たくない

いっそのこと、この身さえも


貴方を愛すること

それだけが私の望み

私が貴方の枷ならば

このまま永遠とわの牢獄で


たとえどんなに

この姿が変わろうと

心が闇に染まろうと

貴方だけが私の光

貴方はどうかそのままで


ただ祈るは貴方のこと

ただそれだけだったのに




貴方を愛した事が私の罪



ならば此処で祈り続けましょう




心からの、愛を込めて

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