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ネタバレ大会第一回目。


Q.どうやってハッピーエンドになるの?


A.基本、レギュラーキャラは全員死にます。

但しその死因は違います。老衰だったり、病死だったり、殺害だったり、自殺だったり。

その死に方がハッピーだったら、ハッピーエンドって事です。

ちなみに、主人公であるシトラスとその相棒になる立花・喜兵衛は老衰では死にません。

命を懸けて男を貫くのが任侠の花なので。

ちゅーか、プロローグと閑話を見りゃわかると思いますが、あいつらやばい奴になるんですよ。

それこそロクな死に方しないレベルの。なので、すんごい目にあって死ぬのだけは確定してます。

まぁ、その時のあいつらはかなりの悪人なので笑いながら死ぬと思いますけど。


Q.何故シトラスはフラれるの?


A.勇者が婚約者を洗脳します。

但しこの洗脳は麻薬とか、魔術的なあれこれとか、SF的超能力みたいな物では無く、現実世界に存在するガチの洗脳的テクニックによるものです。


洗脳は大きく分けて四つの段階に分けられると言います。

『安心』

危険な存在では無いと言う事を理解してもらい、心を開かせる。

『驚き』

意外な一面を見せる事でより強く相手の興味を引く。

『嫉妬』

嫉妬心を植え付け煽らせる事で、依存させる。

『囲い込み』

洗脳する相手から外部の情報を切り離す事で洗脳した人間以外の事を考えられなくする。

これらの段階の頭文字を取って、A.O.S.Kアオスクなんて言うらしいですね。


歌手の辺見マリさんは、このやり方で洗脳され、五億円もの大金を騙し取られて家族関係もぐちゃぐちゃにされたと言うのは有名な話で、知っている人間もいると思います。

実際に過激なテロリストや危険なカルト宗教でも使っている手段であり、本来なら優しく穏やかな性格の人間を凶暴な殺戮マシーンや狂信的な信者に作り変える手段として常用されている手法でもあるらしいです。


これから登場する勇者の五十嵐・尚高は、このやり方で女を騙して利用して来たクズであり、その毒牙にかかってシトラスの婚約者三人は洗脳されます。

このやり方の恐ろしい所は、実際には相手に心をコントロールされており、自分自身の本来の意思では全く無く、完全に相手にとって都合の良いだけの人形でしかないのですが、操られている本人には正常な思考や良識を持っており、自分が間違った事をしているかも知れ無いと言う理性さえ持っています。

しかし、相手にコントロールされている状況では、その考えこそ悪なのではないかと葛藤してしまい、洗脳中はその葛藤の中でもがき苦しみます。そして洗脳相手はそんな相手に時に優しさや厳しさを織り交ぜて当たる事で、価値観や善悪の基準を崩壊させ、益々強く自分に依存させて洗脳からの解放を難しくするのです。

そして何よりも、洗脳から解放されても洗脳されていた時の記憶は残り、過去に犯した罪や悪事、不貞や後悔に苛まされ、ふとした瞬間にその時の過去がフラッシュバックして苦しむのです。


これから三人はシトラスを捨てますが、その事で将来的にあり得ないくらい苦しみます。

それも、捨てられたシトラス以上に。そしてその後に何やかんやあってその苦しみから解放されるのですが、その解放に至るまでの話がこの作品の裏テーマになります。


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