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親愛なるお姉様へ

作者: 桐原まどか



親愛なるお姉様、お元気でいらっしゃいますか?

わたし、トゥルシーは元気です。

船旅も体が慣れれば、楽しいものです。

昨日なんて、クジラが船の間近に来たんです!

わたし、感動しちゃいました。

お姉様、最初、縁談を断ったお姉様を恨めしく思わなかった、と言ったら嘘になります。

けど、いまは、とてもわくわくしています。

異国はちょっと不安だけれど、きっと楽しいものになる...。

そんな予感がするんです。旦那様になられる方も(お写真しか、拝見していませんが)優しそうですし...。

わたし、幸せになります。

いままでも幸せだったけれど、もっともっと、幸せになります。

お姉様も幸せを掴んでください。


追伸・つい先程、お姉様の婚約者のエリクが詐欺で投獄された、と聞きました。

お姉様が心配です。

わたしのことを怒っていませんか?

本来ならば、船に乗っているのは自分のはずだったのに...と。

こんなことになるなんて、わたしもびっくりです。

お姉様、どうか気落ちなさらないでくださいね...。

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