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1冊目 行きつけの古本屋の店番が、美幼女だったようです。

「いらっしゃいませー」


古本屋の扉を開けると、美幼女がいた。


年の頃は小6くらい?


むかし見たアニメ映画で、修行中の魔女が着ていたような服を着ている。


いつも店主のおじいちゃんが座っている、店番席にあぐらをかいていた。


せんべいを齧りつつ、茶を飲みながらゴロゴロコミックを読みふけり……あっ、いま尻掻いた。


ふむ。


おじいちゃんのお孫さんかな?


「キミ、おじいちゃんは今日はいないのかい?」


「はい?」


首を傾げられる。


「ここのお孫さんじゃないの?」


「私は、サン・フリルです。

おじいちゃんは、サン王国の上皇様をやってます」


そうか。

異世界モノにかぶれた中二病患者、と。


相田勇あいだゆうってひと知りませんか?」


美幼女に問われる。


「俺が、相田勇だけど……」


「ほんとにっ!?」


ぎゅっ!


美幼女が突然抱き着いてくる。


「勇さん、結婚しましょ!」


「お、おい、何言って……」


そう応えながらも俺は、ぺったんこの胸を押し付けられて気持ちよくなっていた。


……あ、服からせんべいの匂いがする。

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