林業就職編
3月の終わり入社より1週間早く
村のアパートに引っ越しました
RCの3階建ての2階です
間取りは2LDKでかなり広いです
それで家賃はなんと1万3千円
さすが田舎です
会社の人も何人か住んでるという話を聞きました
最寄りのコンビニ、スーパーまでは
車で30分山道を走らないとありません
村は県境にあるので
買い物は隣の県になります
村には商店がありますがなまものは置いてません
あとはガソリンスタンドと診療所があるだけです
最初買い物が出来る隣町のアパートに
内見に行ったんですが
1Kでなんと6万
さすがにぼったくりだと思いました
初任給が求人票では18万と書いていたんで
6万はさすがにと思い村のアパートに住むことにしました
2、3日は車で山道を探検して過ごしてましたが
4日目くらいに他の2人も引っ越してきました
ここで無愛想をK
ニコニコをYと呼びます
それから入社までは3人で過ごしました
毎日交代で晩飯を作ってそいつの部屋で
みんなで食べようという話になり
俺は生まれて初めてパスタを作りました
結果はトラウマ級のマズさで
敗因は
茹ですぎです
パスタに茹で時間があるのは知りませんでした
とりあえずグツグツ煮て適当な所であげて
見よう見真似で水洗い
ミートソースにパスタから滲み出た水分が混ざり
皿いっぱいに汁が溜まり皿も持てないくらいに
Yは一口食べてギブアップ
Kは吐きそうになりながら流し混んでいたんだが
ギブアップ
結局一周もしないままこの制度は終わりました
そんなこんなで初出勤
貰っておいた作業服を着て
会社に着きみんなの前で自己紹介をし
どこの班に着いて行くかなんか話合ってました
普段は2人1組で現場に行っているらしく
機械方と切山で1組です
流れ的には切山が基礎でみんなまず切山から覚えます
最初のイメージ的には
班長は機械に乗ってるイメージでしたね
切山が好きでずっと切山してる班長も居ます
とりあえず3人の受け入れ先も決まり
各班に割り当てられた車に乗って現場に向かいました
ボロボロのピックアップトラックで
荷台にはチェーンソーや燃料その他諸々の
工具が載っていてまさにイメージ通りで
ワクワクしました
車の中はタバコと燃料のガソリン、木の匂いが混じった独特の匂いがしてます
現場に向かう途中に何で林業したいと
思ったんかとか
わざわざこんな所に来るとか
変わってんねなど話してる間に
舗装されていた道から外れ
ごつごつした林道に入って行きました
前日に雨が降っていたこともあり
砂が流れて石がむき出しの林道をバリバリ
走っていきます
途中天井で頭を打つくらいハネたりしながら
現場に到着です
車の窓からは積み上げられた丸太が見えます
車から降り地下足袋を履いたり
持ち運び用の大五郎の容器に
燃料を移し
オイルの入れ物ははみりんのペットボトルでした
燃料とオイルを持ち2人の後に付いて
山を上っていきます
しばらくしてユンボが見えその周りが
他の所とは明らかに違い明るかったです
間伐をしている現場だったんで
所々に切り株が見えました
間伐をすると薄暗い山がこんなに明るくなるんだなと感動しました
しばらく切り株に座って話した後
一本くらい切ってみるかと言われ
お手本を見せてくれました
初めてのチェーンソーの音があまりにも大きくて
驚いているうちに木がどんどん傾いていきます
膝をついて上を見ながら切る姿が
本当にカッコ良かったです
語呂力がないのが悔しいですが
言葉では言えないバキバキと音の後に
木が倒れて地響きがし
ホコリが舞い上がる様は圧巻でした
感動冷め止まぬ内にチェーンソーを渡され
辺りで1番細い杉を見つけて
切らせてもらいました
これが木こり生活の第1号になりました
感想としてはチェーンソーがとてつもなく重くて
みんなが涼しく顔をして振り回してるのが悔しいと共に
早くあぁなりたいなと思いました
そのあとは燃料とオイルのペットボトルを持って先輩の後を付いて回りました
3.40分したら燃料が切れるので
補給がてらしばらく休憩しながら
ユンボに付いているハーベスタと言う
枝打ちも玉切りもする機械がどんどん
丸太を作るのを見てました
今回は3年間した木こりの1日目の話でした
思いつきで書いているので
気になるところや
もっと知りたいことがあったら
コメントください!
次回は梅雨の下刈りについて書きたいと思います