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プロローグ

 青髪の少女が言葉を紡ぐ。


「私から逃れられるとでも?」


 銀色の矢が俺の左手を貫く。ここまでの威力があるなんて想定していなかったが、なんとか右手に握ったものだけは悟られずに済んだようだ。 


 「思っちゃいないさ。しかし……」 

右手の中身を握り締める。

「お前は、ここで潰しておかないと、なァッ!!」  

 

左足で踏み込み、右手の剣で貫く。

 

「なッ!?」  驚きに顔が歪む少女。

 

俺の目にははっきりと、こいつの諦観の入り混じった顔が映っていた。あいつは、俺を弱者と蔑み下に見てきた。これは、だからこそ通用する一撃だ。この一撃で、やっと終わ…

 

「ぐぅッ!?」

 

目眩がした。何だこの一撃は!?目の前のこいつは俺の一撃を食らって倒れている。では一体何者が…

 

「残念だったね。君の努力と成果は素直に賞賛するよ。でも…」

「そ れ だ け じゃ あ ま だ 足 り な い よ。」

 狂気に満ちた笑みが俺の目いっぱいに映し出される。それに対し、俺の顔は今恐怖に満ち溢れていることだろう。どうして…どうして俺なんだよ。

「遥斗ォォ!!!」

激情に任せて叫んだ途端、俺の意識は途絶えた。 


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