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04第一村人発見!

説明ばかりだと長くなるし、それを省くと会話だけでスカスカになるし、バランスて難しいですね。

 異世界3種の神器と名高い鑑定(ステータスプレート)、アイテムボックスに続く三つ目の神器、言語理解。

 それを会得した瞬間つい先ほどまで全く理解出来なかった音の羅列に意味が付いてくる。



「おい兄ちゃん言葉わかるか?。レッサーウルフにでも襲われて頭でも打って阿保にでもなったか?」

「ちゃんと理解していますよ。あと阿保にもなってないから大丈夫ですよ」

「なんや聞こえてたんか。それなら安心だな」



 若干の失礼な言葉を混ぜつつも無事なことにホッとした感じで声をかけてきた気さくな雰囲気の男



「さっきは助かったよ。よくあんな距離から正確に当てたな」

「いや本当は間に合いそうになかったんだがな。兄ちゃんがギリギリで上手く避けてくれたから、それに警戒したレッサーウルフが狙いを定めるために止まってくれたんだ。そのおかげで俺もそいつにしっかり狙いを付けることができたんだ」



 いやそれ運が良かった(・・・・・・)だけですわ。上手く避けたのもただ転けただけだし、それにオオカミが警戒してくれたことも。さらにそのおかげでこの男が弓を打つのが間に合ったのも幸運だったな。

 これがステータスの幸運の力か?



「それでも助かりました。私の名前は山田健太郎です。お礼をしたいのですが生憎何も手持ちがなくて。名前を聞いてもよろしいですか?」

「なに畏まってるだよ!もっと楽な感じでいいぞ」



 そう言い肩を優しく叩いてくる



「俺の名前はフィンだよろしくな。とくにお礼なんていいぞ。それにしてもヤマダケンタロウ?変わった名前をしてるな」

「そう言ってもらえると助かります。いや、助かるよ。名前は俺の故郷だと一般的な名前なんだがな。長いならケンタとかで呼んでくれて構わないよ。みんなそう呼んでもらっていたし。」



 つい先ほど社畜から脱却すると誓いながらもさっそく社畜時代の名残で初対面の人には敬語を使ってしまう。そんな事に心の中で苦笑しながらも地球に居たころの仲の良い仲間から呼ばれていた名前をフィンに勧める。



「わかったケンタだな。それで何でケンタは憂いの森の近くになんているんだ?」

「あーそれなんだか、どこから来たのかよくわかってないんだ。気づいたら此処にいたて感じでさ。正直かなり参ってたところなんだよ」



 憂いの森はおそらく初めにここに来た時の後ろ手にあった林のことだろう。現状を正直に話したところ



「お前その変わった名前やどこから来たかわからないてもしかして流れ人か?」

「んっ?。流れ人?」

「いやお前に言ってもわかるわけないよな。流れ人てのはいわゆる今のお前のように突然現れてどこから来たのかわからないてやつらの通称だ。ただ本来流れ人は言葉が通じないのが一般的なはずなんだかな」



 もしかして俺以外にもこの世界に転移した人達がいたりするのか?まぁ俺が転移したんだから俺以外に居ても何も不思議じゃないが。言葉が通じないのはおそらく俺がステータスで言語理解をとれただけで通じないのが普通なんだろう。



「たぶん俺はその流れ人てやつだな。言葉は...そうだな。俺の故郷にも似た言葉があったから何とか通じるよ」

「なんとか通じるて割に随分流ちょうに喋れるな。まぁそんなことはどうでもいいか。この後の当てがなくて困ってるんだろ?。ならとりあえず俺に着いて来いよ。話はそこからでいいだろ」



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