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奇妙な夕暮れ
ふわりふわりと 夜の灯りが 天井から落ちてきて
僕はまた 少し大人になった
ふわりふわりと 夜の楽しみが 空を舞って
僕はまた 少し孤独になった
ふわりふわりと お酒を酌み交わすと
鏡の自分が微笑んでいたよ
そしてまた いつかの奇妙な夕暮れが 心の片隅から見えている
どこにも自分の存在が見つからない夕暮れは
ただ自分の影を 本物だと信じさせてくれた
ピアノの狂った音色が
僕の心を不安にさせるけど
静寂よりはどこか心暖まる音色だ
ピアノの狂った音色が
止んでしまうと 僕はまたあのどこか分からぬ場所を
旅しようと思っている
旅しようと思っている
あのどこか分からぬ場所へと