愛しているとは言わないけれど
「転勤?」
「そうなのよ」
喫茶店の一角にあるテーブルでぱっちりした目を丸くした美和子に、恵子はうなずいてみせた。
「しかも福岡ですって」
「福岡ねぇ……東京から通うにはキツいわね」
「ええ。多分向こうに引っ越すことになるって言ってたわ、あの人も」
「そう……寂しくなるわね」
美和子は僅かに目を伏せたが、恵子は首を振った。
「それが、まだついていくかどうか決まってないのよ」
はあ、とため息をついたところで注文していたコーヒーがやってきた。美和子は砂糖とミルクには手を付けずそのまま口をつける。
「どういうこと、それ?」
「このタイミングで引っ越していいのかしら、ってちょっと考えちゃって」
「光太くんのこと?」
恵子はまたうなずく。
「あの子は来年高校受験だし、何より小学校からの友達と過ごせる最後の一年なんですもの。できれば一緒に卒業させてあげたいのよ」
「まあ、光太くんが引っ越すとなったらイチローも残念がるとは思うけど」
一郎というのは美和子の息子で、光太のクラスメイトだ。小学校に入学したとき息子二人が仲良くなった関係で美和子と恵子は知り合ったのだった。同い年ということもあって意気投合し、お互い子育て以外の部分でも相談に乗りあったりして8年近く経った今でもその関係が続いている。
「光太くんは何て?」
「別に俺は引っ越してもいいよって。でも本当は嫌なんじゃないかなって思う」
変に物分かりのいい振りをするところのある光太のことだ、多分本心ではない。
「菅原さんは?」
「無理についてこなくてもいいって。でもついてきて欲しそうな顔してる」
「あらら。意見が割れちゃってるんだ」
「そうなのよね……美和子さんのところはどうなの?滝本さんほとんど帰ってこられないんでしょう?」
「まあうちは仕事柄ね。結婚するときにそれは覚悟してたから」
美和子の夫は世界的なファッションデザイナーで一年中海外を忙しく飛び回っている。若い頃モデルをしていて彼と知り合ったらしい美和子は今では一介の主婦で、息子と二人こちらに腰を落ち着けている。けれど40近くなって身だしなみにほとんど気を使わなくなってしまった恵子とは違い、美和子は若々しさを保ったままだ。きちんと手入れされた長い髪は恵子の小さな憧れである。
「でも毎日時間見つけて電話くれるわよ。『愛してる』って」
美和子はにへら、とにやけてみせた。美人顔が台無しだが実に幸せそうなので何も言わずにおく。
「相変わらず仲が良いわねぇ。うらやましいわ」
「子供が出来たからって“パパ”“ママ”に徹することないでしょ?」
「そりゃそうかもしれないけど……」
そういえば、最後に下の名前で呼び合ったのはいつだっただろう。結婚して十五年。光太が生まれてからは互いに“お父さん”“母さん”で通しているし、周りに話すときも“あの人”だの“ダンナ”だので済ませている。まして『愛してる』だなんて……新婚の頃でさえ言われたことがないような気がする。あの人の考えていることなんて目を見るか声を聞くかすれば大体分かるから、今さら気にしたりしないけれど。
「それで?」
美和子は木製のテーブルの上で細い指を組んだ。
「恵子さんはどうしたいの?」
「私?」
恵子は目をぱちくりさせた。
「そうよ。二人の意見が割れてるなら、恵子さんがどうしたいかで決めるしかないじゃない」
恵子の意思、というのが多数決の最後の一票であるらしい。結局のところ行くか行かないかを判断するのは恵子なのだから。
「まあ、何にしてもちゃんと話し合ったほうがいいと思うわ。特に菅原さんとは」
「……そうね」
恵子はそこでやっと、少し冷めてしまったコーヒーに口をつけた。
++++++++++
「ここいいかな、菅原君?」
顔を上げると白髪混じりの男性が温厚な笑みを浮かべていた。直属の上司だ。
「どうぞ」
颯太は隣の椅子を引いてやる。ちょうど昼時で社員食堂も混んできており、空席を見つけるのがやや困難なほどであった。颯太の隣が空いていたのは直前まで別の社員が座っていたためである。運がいい。
「愛妻弁当かな、それは?」
上司は颯太の目の前にあるグリーンの包みに目をやった。
「ええ、まあ」
「いつまでも仲の良いことでうらやましいな。うちの嫁も新婚の頃はよく作ってくれたもんだが、今じゃ昼飯代の小銭を投げるだけさ」
道理で上司の前に置かれているのはメニューで一番安いB定食である。
「菅原君も小遣い制かな」
「いえ、うちは家内が勝手にお金を入れてくれるもので」
いつも財布にお金が少なくなってきたな、という頃に足されている。本当に絶妙なタイミングで。
「――そういえば、向こうでの部屋はもう見つかったのかね?」
上司は定食に箸を付けながら問う。
「いえ、それがまだ……家族が来るかどうかまだ決まっていないもので」
「まあそうだろうな。急な話だし……だが期待しているんだよ、本当に」
颯太に与えられた役職は来年度新たに起ち上げることになった福岡支社の総務部長である。自分でも驚くほどの大出世で正直面くらったが、期待を感じられて嬉しいという気持ちも確かにあった。
「まあカミさんがいた方が何かと気が楽なんじゃないかね。仕事に慣れないうちはストレスも溜まるだろうし、その上一人暮らしともなれば」
「そんな理由で呼びつけるわけにもいきませんよ。環境が変わってストレスが溜まるのは家内も同じですし。それに息子の方は来年受験ですから」
上司は難しげに唸った。
「確かに、引っ越すとなると志望校を変えざるを得ないなぁ」
「本人は言いませんが、多分中学の友達と一緒の学校に行きたいんじゃないかと」
一郎だけではない、光太には今までに出来た何人もの友達がいる。彼らと進路が分かれるにしたって、こんな形は嫌なはずだ。
「まあその辺りは親子でちゃんと話すといい。うちの娘はね、私がこっちに転勤になったとき『東京に行きたいからついていく』って言ったんだ。子供が考えてることを何でも分かっている気にならない方がいい。特に今は、色々なことが変わってくる時期だから」
そういえば、光太とちゃんと向き合って話したことがあっただろうか。食卓を囲んだとき喋っているのはほとんど恵子で、無口な男二人は箸を動かしながら相槌を打つだけだ。
「……そうですね。やはりちゃんと話し合わないと」
「最善の方法が見つかるに越したことはないが、まあ家族全員が納得できるような答えが見つかればそれでいいと思うよ。あと3か月ある。じっくり話し合うといい」
じゃあ私はこれで、と言い残して上司はトレイを持って去っていった。颯太は軽く会釈しながら、今晩いかにして二人にこの話を切り出すかということを考え始めていた。
++++++++++
その日、鍋を囲んでいるにもかかわらず菅原家の食卓はいつになく静かだった。理由は単純だ。
「……母さん」
さすがに気になったのか光太が恵子に声をかけた。
「へ?何、光太?」
「今日やけに静かだなって。どうかしたの」
普段恵子しか喋っていないような食卓だ。彼女が黙れば当然のように無言になる。テレビはついているが、恵子が毎週欠かさず観ているバラエティとは違う局のようだ。
「な、何でもないわ。そうね、今日はイチローくんのお母さんとたくさんおしゃべりしてきたからちょっと疲れちゃったのかも」
「……そう?」
曖昧に微笑む恵子に光太はとりあえず引き下がった。今までそんなことは全くなかったような気がするが、まあそういう日もあるのかもしれない。
そのままテレビの音声だけが流れ続けて、5分ほど経ったところで颯太がおもむろに口を開いた。
「――ちょっと、いいか」
箸を置いた夫に恵子が尋ねる。
「どうしたの?」
何やら大事な話をするらしいことを察してテレビのスイッチを切ると、颯太は元から少々強面なのをさらに渋くさせて言った。
「来年度の4月に転勤が決まった、って話は前にしたと思うが……そのことについてきちんと話し合っておきたいんだ。別に変な気は使わなくていい。母さんも光太も、思っていることをそのまま言ってくれたらいいから……どうかな」
家族二人の顔を交互に見つめてたどたどしく話す颯太に、恵子はうなずいた。
「私もそうしたいと思っていたところよ」
「……光太はどうだ?」
思っていること、ね。光太は空になった茶碗をテーブルに置く。ここで嘘を吐いてもきっと母さんにはばれてしまうんだろうな、と光太は思った。恐ろしいくらい表情を読み取る能力に長けた人だから。おそらく颯太に鍛えられたものだろうけれど。
元から嘘なんて吐いていない。福岡に引っ越すならそれでいいと思っている。ただ引っ越すタイミングについては、思うところがないわけでもなかった。
「母さんは、どうしたいの」
「私?」
光太はうなずく。今まで、恵子の気持ちをちゃんと聞いたことがなかった。ここではっきりさせておきたい。自分や颯太の意見を聞いて彼女が揺れてしまう前に。
「私は――」
恵子は箸を置いて、手を組んで軽く目を閉じた。
「――私は、家族みんなが幸せでいられるなら何でもいいかな」
「……みんなが、幸せに?」
颯太は不思議そうな顔で恵子の顔をうかがう。
「この家で3人一緒に暮らせたらそれが一番いいんだけれど、そうしたらお父さんが大変になっちゃうし。かといってみんなで福岡に行っちゃったら光太がイチローくんたちと離れ離れになっちゃうし。だからね、きっと3人一緒に暮らすのは難しいんだと思うの」
颯太も光太も何も言わなかった。薄々気が付いていて、けれど口に出せなかったことだ。
「一番いい方法をみんなで考えましょう。ね?だからお父さんも光太も、ちゃんと自分の気持ちを話して」
しばしの沈黙の末、先に口を開いたのは颯太だった。
「――父さんは、3人で暮らしたいと思ってる」
光太は父の言葉に顔を上げた。
「母さんがいて、光太がいて……そういう今の時間を大切にしたい。勝手なわがままだけど」
恵子は首を振った。
「ううん。いいのよ、それで。ちゃんと言ってくれて嬉しい」
颯太の口から素直に“大切”だなんて言葉が出たのは初めてかもしれない。口下手な父親から発せられた温かいセリフに、光太は少しこそばゆくなった。
「光太は?」
両親二人の穏やかな瞳が息子に向けられる。急かすでもなくじっと待っている二人に、光太も口を開いた。
「俺は、引っ越してもいいよ。まだ進路決まってないし、今から向こうの学校探しても間に合うだろうから」
ただ、と光太は付け加えた。
「……一年待ってほしい。卒業するまではこっちにいたいんだ。ずっと一緒にやってきたやつらと離れて、最後の一年だけ知らない連中のところに放り出されるのはやっぱりちょっと嫌だ。部活も中途半端にしたくないし」
初めて口にした本音だった。きっと言わなくても恵子には分かっていただろうけれど、やはり面と向かって言われたのとそうでないのとでは重みが違う。
颯太と恵子は顔を見合わせた。
「ねえ、お父さん」
「……ああ」
二人は光太に向かって微笑んだ。颯太のそれは少しぎこちなかったけれど、表情に乏しい彼にとっては精一杯の笑顔だった。
「――光太の言うとおりにしましょうか」
颯太はうなずく。
「一年間向こうで単身赴任する。光太が卒業したら、向こうで一緒に暮らそう」
それが、菅原家の選択だった。
++++++++++
「――母さん」
光太が部屋に戻り、夫婦二人も寝室に横になってしばらくして、恵子は微睡みから覚めた。
「なぁに、お父さん?」
もぞもぞと隣の彼の方へ寝返りを打つと、颯太はいつも通りこちらに背中を向けていた。
「……これで良かったのか?」
「どうしてそんなこと聞くの?」
「いや……お前の言う“みんな幸せ”が、本当にこれで叶うのかなって。そもそも――“みんな”の中に、母さんは入っているのか?」
「どういう意味?」
颯太は少し黙って、それからまた呟く。
「――だってお前、寂しがりじゃないか」
まだそんなこと覚えてたの、なんて茶化そうとして、やめた。恵子はふふっ、と笑って夫の背中に額を預ける。
「覚えててくれたのね」
「……当たり前だ。こっちに越してきたのだってそうじゃないか」
田舎の山奥で兄妹同然に育って、そのまま当たり前のように結婚した。長い時間をかけて培われた絶妙な距離感と、阿吽の呼吸。これ以上の相手はいないと、お互いはっきり分かっている。ドラマのような大恋愛なんてなかったけれど、それでも二人はちゃんと“夫婦”だったのだ。
まだ結婚する前に颯太が東京の方へ就職が決まったと聞いたとき、恵子は『いかないで』と泣いた。ずっとそばにあったものがなくなるのがひどく怖くて、辛くて。そして多分、それは颯太も同じだった。
――ずっと一緒にいてくれないかな。
あのときそうやってプロポーズしたのを、彼は覚えているのだろうか。いないかもしれない。何せ、お互いひどく泣きじゃくっていてまともな会話も出来ない状態だったから。
けれどそのとき恵子は確かにうなずいて、そうして今の二人がある。
「……一年なんて、すぐよ」
寂しがりなのは同じで、それはお互い変わらない。
「だから頑張って」
けれど一緒に過ごした15年は決して嘘を吐かないから。だからきっと乗り越えられる。
「私も……頑張るから」
でもね、と恵子は付け加える。
「たまには帰ってきてくれないと、拗ねちゃうんだから」
「ああ」
「電話もしてね」
「分かってる」
ああ、こんな風に甘えたのはいつぶりだろう。恵子は若い頃を思い出して少し心が弾んだ。
――子供が出来たからって“パパ”“ママ”に徹することないでしょ?
そんな言葉がちらりと脳裏を掠めて。
「ねえ」
「ん?」
「“そーくん”」
ぶっ、と颯太が噴き出して、それから盛大にむせた。
「ごほッ、な、ななな何をいきなり」
恵子は夫の背中をさすりながら答える。
「たまにはいいかしらって。嫌だった?」
「別にそういうわけじゃないが……40近くなってそんなの」
恥ずかしいじゃないか、とか言いたいんだろうなぁと恵子は思った。そーくん、というのは光太が生まれるまでの彼の呼び名だ。恵子限定の。
「ねえ」
多分恵子の言わんとするところを悟ったのだろう、颯太は気恥ずかしいのを堪えるように呻いた。
「……け」
「け?」
「……けい」
「けい?」
ひとしきり呻いて、颯太はようやく言葉を絞り出した。
「……恵子」
恵子がむくれているのに気づいたらしく、颯太は言い訳を重ねた。
「それで勘弁してくれ……俺にはもう限界だ」
本当は昔みたいに“けいちゃん”と呼んでほしかったのだけれど、と少し残念に思いながらも恵子は笑った。
「いいわよ、それで十分。ありがとう」
きっとこれで一年、頑張れる。
「ねえ、あなた」
「……なんだ?」
「――好きよ」
颯太は何も言わなかった。昔からそうだ。彼が素直に想いを口にすることは滅多にない。
けれど恵子にはちゃんと分かっていた。美和子の夫のように“愛してる”なんて言葉がなくとも伝わっている。昔のように想いが燃え上がることはもうないけれど、それでも穏やかな海のように二人の心を満たしているのだから。
「今赤くなったでしょう」
「……」
無言は肯定。そうでなくても燃えるように熱い背中がそれを証明している。
相変わらずかわいいひと。そう思ったことは内緒にしておこう。きっと拗ねてしまうから。
離れていても平気だなんてことはないけれど、我慢できるくらいには大人になったつもりだ。意外と泣き虫なところのあるこのひとは一人になったら泣いてしまうのかもしれないけれど。
「私も時間見つけてそっちに行くから……ね?」
颯太がおじさんになって、おじいさんになっても一緒にいたいと望んで自分はここにいるのだから。それは一年くらい離れたくらいで揺らぐものではない。
「そうしてくれるとありがたい、切実に」
珍しく素直なので驚いて額を離すと、颯太は追いかけるように寝返りを打って恵子の手を握った。
「……たぶん、そうでないと部屋が散らかってどうしようもなくなる」
目を逸らすのが気まずさか照れ隠しかなんて、考えるまでもない。恵子は笑って夫の手を握り返した。
「はいはい」
その日は久しぶりに、互いに向き合って眠った。
++++++++++
「――じゃあ母さん、明日には帰ってくるから」
「ええ、気を付けてね」
そんな会話を交わしたのは今朝のことだ。
颯太が福岡へ発ってから一か月と少し。ゴールデンウィークを利用して光太は泊りがけで部活の合宿である。つまり今夜は――独り。
――だってお前、寂しがりじゃないか。
そんな風に言った颯太の言葉を思い出す。今までは光太がいたからごまかせていたが、今夜は眠れないかもしれない。
お風呂から上がってぼうっとテレビを眺めていたとき、電話が鳴り響いた。
「もしもし」
受話器の向こうから響いてきたのは夫の声だった。まるでタイミングを見計らったように掛けてくるわね、と恵子は半ば感動してしまう。いつもふと寂しくなったころにちょうど掛かってくるのだ、颯太の電話は。
いつものようにお互いの近況を話して電話を切ろうとして、ふと思いついた。
「――ねえ、また昔みたいに髪を伸ばしてみようかなって思ってるんだけれど……どう思う?」
しばしの沈黙。
「……似合わない、かしら」
おずおずと尋ねるとそんなことはないと思う、と返事が聞こえた。そしてぼそっと呟かれた『見てみたい』という声も。
「……そう。じゃあ、伸ばしてみる」
そして今度こそ電話を切った。
「久しぶりに頑張っちゃおうかしら」
今度会いにいくときは、目いっぱいお洒落して、お化粧して。そんな恰好で行ったらあのひとは笑うかしら。それとも照れるかしら。などと想像した自分に恵子は笑みをもらした。
「これじゃまるでデートね」
もう結婚してずいぶん経つくせに、今更デートだなんて。でもこういうのも悪くないかもしれない。
いいじゃないか、たまには恋人気分に戻ったって。
きっとこの先何年たっておばあちゃんになっても、自分は何度でも颯太に恋をするのだろう。
そんな予感に心を弾ませながら、恵子はいつになく丁寧に髪を乾かし始めるのだった。
END
どうも、鮃です。
恋愛、というテーマを改めて突きつけられると案外難しくて、いろいろ考えた結果いつもとはちょっと違うテイストになりました。夫婦だって恋愛したっていいじゃないか!というお話です。
締切ぎりぎりになっちゃってごめんなさい。
昨日になって「ぎゃあああ4月が、4月が終わっちゃうよぉおおおお!!」ということに気が付いて慌てて書き上げました。なんというか読み返してみると……雑?なんかグダグダというかぶつ切りになったような気がしないでもないです。
そういえば大人メインで書いたのは『EXP』以来でしょうか……難しいっすね。しかもまともに夫婦書いたのって初めてじゃないでしょうか。いろいろとつたない部分があるかと思いますがご容赦ください。
ではでは!