表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あやしよにふる 天雨の巻  作者: あんみつ
三ノ章 在渡る
10/38

三ノ章 在渡る 序

鳥籠から出ようと、無理だと分かっていながら必死に羽ばたこうとするのが青葉。

鳥籠から出ることを諦め、羽を閉じて一生籠の中で過ごすと決めたのが朱葉。

ある時、浅葱がそんな風に僕達姉弟を譬えたことがあった。

守門という鳥籠に閉じ込められた鳥。

鳥籠の外にある世界を、その鳥達は知ることはない。

「だけど青葉は、外の世界に必死に羽を伸ばしてる」

外の世界に憧れて。自分とは違う世界にいるあの娘に憧れて。

「いつか僕も、外の世界に行けるのかな?」

「さあなあ。でも想い続けたら、いつかは行けるかもしれねーな?」

「想い続けるって、どれぐらい?」

「わかんねーよそんなの。でもおれは青葉に、いつか外の世界に行ってもらいたいって思うんだ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ