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天王寺学園!  作者: チル兄
学園入学
18/29

寝る場所探してフラーり

今回は憐視点です。

ようやくLAN武様からお借りしたキャラを出せた……



 「さてはて……何処で寝よーかねー」



 教室をではあっしは、昼寝出来る場所を

 探して彷徨っていた。

 この学園で見つけた昼寝ポイントは沢山ある。

 だが、今の時間じゃー巡回のきょーしが来るから

 殆どが使えないんだよなーうん。

 どーしよーかねー



 「おっと……」


 「……(キャッ!)」



 考えながら歩いていると、角から現れた

 濡れ羽色の髪をポニーテールにしている

 女子せーととぶつかってしまった。

 あっしはよろめくだけで済んだが、

 女子せーとは尻餅を突いてしまった。

 ……青のストライブか。



 「だいじょーぶかい?」



 女子せーとに手を差し出す。

 女子せーとは一瞬迷ったが、

 あっしの手を取り立ち上がった。



 「いやー済まないねーちょっとばかし、

 考え事してたもんで」


 「……(い、いえ!こちらこそ余所見を

 していたものですから……)」



 互いに自分の不注意を謝り合う。

 いやー優しー子で良かった良かった。

 これがヤンキーならあーだこーだ

 五月蝿かったからねーうん。

 それにしてもこの子、可愛いなー

 ポニーテールは似合ってるし、小さいし、

 小声で喋ってるし、何より……おっぱいが大きい。

 これは是非とも一緒に昼寝してもらわないと。



 「君、可愛いね。新しく入った子?」



 「……(あ、はい!今年入学して来ました。

 瀬川芹香です)」


 「そーなんだ。あっしは四神憐、君の先輩だよ。

 まーこれからよろしくね」


 「……(こちらこそよろしくお願いします!)」



 ……いー子だなーうん。心が洗われる……



 「れーぎ正しくていー子だねー君は。

 あっしはそんな君を気に入った。

 だから君を秘密の場所へ

 連れていってあげよーじゃないか。うん」


 「……(あの、とても嬉しいんですが、

 授業がありますから……)」


 「それじゃーしゅっぱーつ」



 そう言ってあっしは芹香ちゃんの

 手を取り、歩き始めた。



 「……(今私行かないって言いましたよね!?

 聞いてますか!?ちょっとぉぉぉぉ!?)」



 芹香ちゃんが何か言ってるけど、

 聞こえない聞こえない。

 --とその時、後ろから襟首を掴まれ、

 猫のように持ち上げられた。



 「お前は人の彼女を何処に

 連れていこうとしてるんだ……」


 「その声はりゅーせー君かい?久し振りだねーうん。

 もう身体は大じょーぶなのかい?」


 「あぁ、お陰様で無事完治した。……憐は変わらないな」


 「まーねーこれがあっしだから変わりようがないよ。

 それでさーそろそろ下ろしてくれないかい?

 もー君の彼女さんは何処にも連れて

 行かないからさーうん」



 そう言うとりゅーせー君はあっしを下ろしてくれる。

 やっぱり床に足が着くと落ち着くねーうん。

 振り返るとりゅーせー君が呆れたような顔をしていた。

 彼の名は榊龍星。2mの高身長を持つ、筋肉紳士だ。

 実は彼は二十歳なのだが、大病を患ってしまい

 長い間休学していたのだ。

 因みにあっしとは古い友人である。



 「りゅーせー君が来たなら仕方がない。

 今回は芹香ちゃんを連れていくのは

 諦めてあげよーじゃないか」


 「今回はってことはまた芹を連れて行こうと

 するってことか?」


 「とーぜんさ。こんなかわいー子とサボれるなら、

 おねーさんどんなことでもしちゃうよ?」



 そう言って手をワキワキさせながら、

 芹香ちゃんににじり寄る。

 身の危険を感じたのか、りゅーせー君の

 後ろに隠れてしまった。



 「そー怯えないでおくれよ。大じょーぶ。

 怖くない怖くない……グヘヘへ……」


 「……(全然大丈夫じゃないですよ!?

 こ、来ないでください!!)」


 「大人しく揉まれ「やめぃ」あふん」


 後一歩というところで、りゅーせー君に

 頭をチョップされてしまう。



 「何をすんだこのヤロー」


 「お前こそ芹に何しやがる」


 「いーじゃんおっぱい揉むぐらいさー

 おっぱいは皆の物だぞ」


 「芹のおっぱいは俺の物だ!」


 「……(にゃっ!?りゅ、りゅうくん!?)」



 まーこの子ったら恥ずかしいことを大声で……

 芹香ちゃんの顔が真っ赤じゃないか。お熱いねー全く。



 「あー甘い甘い。惚気てんじゃねーぞこのヤロー

 彼氏の居ないあっしへの当て付けかコラー」


 「いや、そんなつもりは……」


 「……(そ、そうですよ!惚気てなんて……)」


 「はいはい、分かってるって。

 精々イチャイチャしてろよコンチクショー」



 その後、気が済むまで二人をおちょくって

 屋上へと向かった。

 やっぱり人をおちょくるのは面白いねーうん。



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